ダイキン 中国・恵州市に300億円投じ空調新工場

ダイキン工業(本社:大阪市北区)は8月30日、中国広東省恵州市に空調の新工場を建設すると発表した。投資額は約300億円。2024年10月に稼働し、中国国内の家庭用空調を増産する。
今年10月をめどに恵州市に新工場の運営を担う大金空調(恵州)を設立する。資本金は17億5,000万人民元(約350億円)で、ダイキン工業の中国法人が全額出資する。

ハウステンボスの売却発表 HISなど総額1,000億円規模

エイチ・アイ・エス(HIS)は8月30日、全体の66.7%を出資する連結子会社、テーマパク「ハウステンボス」(所在地:長崎県佐世保市)の全株式を、香港拠点の投資ファンドPAG系の特別目的会社に売却すると発表した。九州電力、西部ガス、九電工、JR九州、西鉄など地元企業の持ち株と合わせた売却総額は1,000億円規模となる。

オリエンタル酵母 インド子会社がイースト工場稼働

日清製粉グループのオリエンタル酵母工業(本社:東京都板橋区)は8月30日、インド子会社Oriental Yeast India Pvt.Ltd.(以下、OY India)で建設を進めていたイースト工場(所在地:インド・マハラシュトラ州)が完成し、8月より稼働を開始したと発表した。同工場の生産能力は日量100トン(生イーストベース)。工場敷地面積は約15万6,262㎡。

7月PC国内出荷台数6.1%減の55.2万台 16カ月連続減

電子情報技術産業協会(JEITA)は8月30日、7月のパソコン(PC)国内出荷台数が前年同月比6.1%減の55万2,000台だったと発表した。新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要の反動が長引き、16カ月連続で前年同月に比べ減少した。
機種別にみると、ノートPCが6.9%減の46万1,000台、デスクトップ型は1.8%減の9万1,000台だった。PC出荷額は21.6%増の651億円と2カ月連続の増となった。

UBE タイのPCD製造設備 5割増の年1.2万㌧へ着手

大手化学メーカーのUBE(旧 宇部興産、東京本社:東京都港区)は8月29日、タイ法人のUBE ファインケミカルズ(アジア)(事務所所在地:タイ・バンコク、工場所在地:タイ・ラヨーン県)が、ポリウレタン原料のポリカーボネートジオール(PCD)の3期製造設備の増強に着手したと発表した。
増強設備は2023年8月の稼働を予定しており、生産能力は現在の年産8,000トンから、5割増の同1万2,000トン規模となる。

ホンダ 韓国LGと米に車載用電池の合弁工場設立

ホンダ(本社:東京都港区)は8月29日、韓国電池大手のLGエナジーソリューションと米国で電気自動車(EV)向けリリウムイオン電池工場を設立すると発表した。投資額は44億米ドル(約6,100億円)。合弁会社は2022年中に設立し、2025年の量産開始を目指す。生産能力は最大約40GWhを目標とする。

スズキ インド・デリーに「R&Dセンター」設立

スズキ(本社:静岡県浜松市)は8月29日、インド・グジャラート州ガンディナガルの国際会議場「スハトマ・マンディール」で開催されたスズキのインド事業40周年記念式典で、インド・デリーにスズキ100%出資のSuzuki R&D Center India Private
Limited(以下、SRDI)を設立したと発表した。
SRDIの設立を通じて、日本とインドの開発部門を効率的に連携させ、インドの豊富な技術系人材とともに、社会から必要とされている技術開発を行い、スズキの競争力強化を支える体制を構築していく。このため、SRDIはインドでの採用活動を開始する。

AI inside 業務自動化PがアジアDX促進事業に採択

AI inside(本社:東京都渋谷区)は8月26日、業務自動化・DXプロジェクトが経済産業省と日本貿易振興機構(ジェトロ)が進める「アジアDX事業」の、タイにおける業務自動化・DX推進に採択されたと発表した。これはASEANにおける経済・社会課題を解決し、日ASEANが一体となってデジタルイノベーションの社会実装を進めることを目的とする「アジアDX促進事業」の一貫。

トヨタ 7月世界販売7%減 部品不足響き11カ月連続減

トヨタ自動車が8月30日発表したした7月の販売・生産・輸出実績によると、世界販売台数は前年同月比7%減の79万7,179台だった。前年実績を下回るのは11カ月連続。部品の供給不足が響いた。海外販売は4.1%減の69万2,748台だった。2カ月ぶりに前実績を下回った。国内販売は25%減の10万4,431台で、11カ月連続で前年実績を下回った。海外生産は4%増の48万4,730台と過去最高だった。