フランスベッド 除菌機能を持ち、折り畳み可能なマットレス

フランスベッド(本社:東京都新宿区)は11月10日、除菌機能を持ち、折り畳みできる「ノンスプリングマットレスAg-NS-01」と、敷ふとんが使用できる特殊床板(とこいた)「高強度スノコ床板」を同日より発売すると発表した。
マットレスは、東洋紡が開発した除菌機能糸「AGliza(アグリーザ)(R)」を生地に使用しているため、繊維に含まれる銀イオンにより、マットレスが除菌機能を持つ。折り畳めるため、コンパクト収納も可能。また、高強度スノコ床板は通常よりも厚み、横桟の数や幅を増やし、耐久性を高めたことで、敷ふとんがしようできる。ベッドフレームに敷ふとんを設置することで、立ち上がりが楽になり、また湿気もたまりにくく衛生的に使える。

西松建設 シンガポール地下鉄 377億円で新工区建設受注

西松建設(本社:東京都港区)は11月10日、シンガポールの国内8路線目となる地下鉄MRTクロスアイランド線第1期工事のうち、CR110工区(タンピネスノース駅~デフ駅間のトンネル建設工事、延長約2.9km)を発注者のシンガポール陸上交通庁(LTA)より受注したと発表した。契約金額は日本円換算で約377億円。同社の単独請負。工期は2021年11月9日~2029年12月31日。
この工事は、直径12.6mの大口径トンネルボーリングマシン(TBM)を使用して、延長2.9kmの複線仕様トンネルを建設するもの。シンガポールでこれまで施工された最大径のシールド掘削機となる。トンネルは地下約35mの深さに建設され、最も深い所では地下約50mになる。

スズキ インドで全面改良の新型「セレリオ」発売

スズキは11月10日、インド子会社マルチ・スズキ・インディア社が全面改良したコンパクトカーの新型「CELERIO(セレリオ)」を11月よりインドで販売を開始すると発表した。順次、中南米、アフリカなどへの輸出も開始する。セレリオは2014年にインドで発売して以来、コンパクトなボディに広い室内と荷室で好評を得ている主力モデル。今回初めて全面改良を行い、軽量化と燃費向上を図った。新型セレリオは、マルチ・スズキのマネサール工場で生産する。

スバル 世界向けEVを初公開 四輪駆動の技術の高さ訴求

SUBARU(スバル)は11月11日、初めて世界向けに販売する電気自動車(EV)「ソルテラ」の仕様を公開した。トヨタ自動車と共同開発したEV専用の車台を採用している。2022年中ごろまでに日本や米国、欧州などで発売する。EVでは四輪駆動の技術の高さなどをアピールし、従来のファンの需要を取り込む。
ソルテラは5人乗りの多目的スポーツ車(SUV)。トヨタのEV「bZ4X」tと基本のスペックは同じで、ソルテラもトヨタの日本国内の工場で生産する。前輪駆動車と四輪駆動車の2パターンを用意し、航続距離はそれぞれ約530kmと約460kmとしている。

マツダ 減産 倍増の20万台 今期純利益は円安などで上方修正

マツダは11月10日、半導体不足や東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大の影響による部品調達難に伴う減産台数が20万台になると明らかにした。5月時点では10万台としていたが、影響は2倍に上る見込み。
一方、2022年3月期の連結純利益見通しは、為替の円安などで従来予測の350億円から410億円に上方修正した。

日本酸素HD 日本,中国,韓国で電子材料ガスの生産能力2倍に

日本酸素ホールディングス(本社:東京都品川区)は11月8日、日本、中国、韓国で電子材料ガス、ジボラン(B2H6)ガスの製造能力を順次増強して、韓国では2022年上期までに、日本、中国ではそれぞれ2023年末までに倍増すると発表した。アジア地域の半導体メーカーの需要の伸びに対応、グローバルサプライチェーンの強化も進めていく。
増強拠点は日本が大陽日酸、中国は揚州大陽日酸、韓国はMatheson Gas Products Korea。投資額は非公表。

日本M&Aセンター タイ・バンコクに駐在員事務所開設

日本M&Aセンターホールディングス(本社:東京都千代田区)は11月9日、中堅・中小企業の合併・買収(M&A)を支援するサービスを提供する連結子会社の日本M&Aセンター(本社:東京都千代田区)が、タイの首都バンコクに8日付で駐在員事務所を開設したと発表した。近年増加するクロスボーダーM&Aの中でも、とくにニーズが高いASEAN地域への対応を強化する。
日本M&Aセンターは、2016年4月のシンガポール・オフィスを皮切りに、2019年10月にインドネシア駐在員事務所、2020年2月にベトナム現地法人、2020年3月にマレーシア駐在員事務所を開設し、クロスボーダーM&A案件のサポート体制を強化している。

伊藤忠エネクス 太陽光発電設備導入でタイ1号案件締結

エネルギー商社の伊藤忠エネクス(本社:東京都千代田区)は11月9日、タイのグループ会社、ITCエネクス(タイランド)が、センコーグループホールディングス(本社:東京都江東区)のグループ会社、センコーロジスティクス・ディストリビューション(タイランド)に、自家消費型の太陽光発電設備を導入することで契約を締結したと発表した。伊藤忠エネクスが手掛ける自家消費型太陽光発電設備のタイにおける最初の案件となる。
同事業は、工場や倉庫などに太陽光発電設備を設置し、発電した電気を自家消費してもらうサービス。再生可能エネルギー由来の電力で顧客企業のCO2排出量およびエネルギーコストの低減を実現するビジネスモデルとなる。今回の案件では年平均約125.0トンのCO2削減を見込む。

豊田通商,LIXIL,病院・介護施設向け入浴泡シャワー販売開始

豊田通商(名古屋本社:名古屋市中村区)とLIXIL(本社:東京都江東区)は11月9日、介助者の入浴介助作業負担をを軽減し、被介助者の入浴時の快適さを向上させる泡シャワー「KINUAMI U」(絹浴み[結])を、全国の病院・介護施設向けに12月1日から受注開始すると発表した。納品は2022年1月以降を予定。
この商品は、LIXILが子会社のNITTO CERA(ニットーセラ)とともに商品企画を行い、病院・介護施設への独占販売権を持つ豊田通商が販売する。
入浴介助は、介護作業の中でも食事介助、排泄介助と並び、三大介助と呼ばれる基本的かつ負担の大きい作業。なかでも入浴介助は、石けんの泡立てや塗布、保温のためのお湯かけなど、工数が多く時間もかかることが課題で、被介助者にとっては浴室内での体温低下に伴う健康への影響や、洗身後の肌の乾燥などが問題だった。KINUAMI Uは、専用ボディソープとお湯、そして多量の空気を混合することにより、シャワーヘッドから柔らかく温かい石けん泡を放出する入浴介助製品。