江崎グリコ(本社:大阪市西淀川区)は3月24日、社長交代を発表した。40年にわたって同社を率いてきた江崎勝久社長(80)が代表権のある会長に退き、長男の悦朗専務(49)が社長に就任する。同社の社長交代は1982年以来40年ぶり。
江崎悦朗社長は今後の運営について「日常的な生活の中で利用していただけるブランドや商品を開発していく」とし、主力の菓子以外にパスタや飲料など日常的に消費される食品に力を入れていく考えを示した。
また、インドネシアで新工場を稼働させるのをはじめ、積極的に東南アジア諸国連合(ASEAN)全体に事業を拡大していく姿勢を強調した。
東洋紡 三菱商事と機能素材事業で海外見据えた新会社
塩野義のコロナ飲み薬 政府が承認後100万人分購入で合意
住友商事 ベトナムBRGとの食品スーパー50店舗へ
クボタ,神鋼など5社 カンボジア上水道事業を受注
クボタの100%子会社のクボタ建設(旧クボタ工建、本社:大阪市浪速区)は3月23日、神戸製鋼グループの神鋼環境ソリューション(本社:神戸市)などとのコンソーシアムが、カンボジア南部カンダール州タクマウ市の上水道拡張事業を受注したと発表した。発注元はプノンペン水道公社(PPWSA)で、受注額は28億8,000万円。
今回同事業を受注したのは既述の2社のほか、北九州の外郭団体、北九州ウォータ-サービス、建設技研インターナショナル(所在地:東京都江東区)、TECインターナショナル(所在地:東京都千代田区)の5社で組織する共同企業体。
DBO(設計・建設・運営)方式で、浄水施設や取水施設の整備、導水管や配水ポンプの設置などを進める計画。処理能力は日量3万㎥。稼働後は約8万人に浄水を供給する。工期は約33カ月間。運営期間は10年。同事業は国際協力機構(JICA)で初の「事業・運営権対応型無償資金協力」の対象事業。」
三菱重工エンジ フィリピン都市鉄道の改修工事完了
ホンダ 国内2工場で4月は計画比1割減産 部品調達難
2月スーパー売上高6.1%増 巣ごもりで食品好調
キリンビバレッジ 「午後の紅茶」ラベルない飲料
シャープ 「AIoT」家電を24年度に国内白物の7割に
シャープは3月23日、国内で販売する白物家電について、AI(人工知能)を搭載し、多様な機器を通信でつなぐモノのインターネット(IoT)に対応させる「AIoT」製品を、2024年度に金額ベースで7割以上に高める目標を明らかにした。
AIoT家電を2024年度に白物家電の販売額に占める割合を、国内では現在の30%から70%以上に、米国や欧州など海外では50%以上とするのが目標。
同社のAIoTは、最新の洗濯機では天気や花粉の量などに応じた洗い方の提案や、洗濯が終わったことを冷蔵庫やテレビで通知する機能がある。また、冷蔵庫では音声のやり取りで、購入した食材を登録したり、好みに合うメニューをスマートフォンなどに送ってくれたりする。