コマツ、日立建機が3月4日、ロシアでの建設機械の出荷や同国向けの輸出を順次停止すると発表した。金融・経済の不透明な状況に加え、ウクライナ侵攻の影響による物流網の混乱で製品や部品が届かないことなどを考慮した。
コマツは、ロシア西部のヤロスラブリの工場で油圧ショベルやダンプトラックを生産しているほか、日本からも建機を輸出している。日立建機は、モスクワ近郊のトベリに中型油圧ショベルの工場を保有する。当面は保有する部品在庫で生産を続けるが、現時点では4月中旬に稼働停止となる見込み。
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ニコン 協働ロボット用関節ユニットの製品拡充
ニコン(本社:東京都港区は3月3日、モータ、減速機、駆動回路、ブレーキ、エンコーダなどロボット関節に必要なパーツをパッケージ化した、インテルジェントアクチュエーターユニット「C3 eMotion(シースリーエモーション)」のラインナップを拡充し、サイズやトルクなどが異なるIAU-30とIAU-300の2種を発売すると発表した。2022年7月発売予定。
C3 eMotionは、協働ロボットの関節ユニットで、ロボットアームと組み合わせることにより、ロボットの設計ノウハウを持たないエンジニアでも自由かつ簡単にロボットシステムをつくることができるという。また、汎用性が高く、半導体製造装置や工作機械、計測器、搬送機器などの高い停止精度や加工精度等が必要とされるパーツに使用すること可能だ。
ウシオ電機 抗ウイルス紫外線技術の新光源モジュール販売
ウシオ電機(本社:東京都千代田区)は3月3日、抗ウイルス・除菌用紫外線技術「Care222(R)」のコアとなる光源モジュールで、従来のタイプより広配光となる新タイプの量産を開始し、2022年3月より国内外に販売開始すると発表した。
同社は2020年4月から除菌装置を手掛ける企業に機器組み込み用光源モジュールを供給しているが、より広い範囲に照射したいとのニーズがあり、また有人下での紫外線照射には照射量をコントロールする必要があった。
そこで、同社は新たな紫外線拡散技術を用いることで、配光角を広げることに成功。また、投入電力を調節できる機能を備えたインバータも新たに開発し、紫外線関連の暴露許容限界値の規格内でも有人下における常時照射の設定が可能となった