4月21日に開幕する予定だった「北京国際自動車ショー」の延期が決まった。主催者が2日、中国国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることなどを理由に、延期を発表した。国内外の自動車メーカーにも延期を通知したという。延期による開催時期は公表していない。
中国政府が”ゼロコロナ”を掲げる中、同国では新型コロナウイルスの新規感染者数が1万人に迫っている。上海市では郊外の一部を除く大半の地域で外出禁止が続いている。これを受け、事実上の都市封鎖(ロックダウン)など厳しい防疫措置が取られている。このため生産、投資、物流が停滞し、同国経済の下押し圧力となっている。
ホンダのヒト型2足歩行ロボット「ASIMO」引退
ソニーグループ 4/1付で「ソニーモビリティ」設立
ソニーグループは4月1日、同日付で「ソニーモビリティ」(所在地:東京都港区)を設立したと発表した。資本金は1億円。
同新会社では①モビリティの進化への貢献に向けたモビリティ向けサービスプラットフォームの開発、事業化②自律型エンタテインメントロボット”aibo(アイボ)”や、プロフェッショナル向けドローンAirpeak Sociable Cart(ソーシャブルカート):SC1などの事業展開③AIやセンシング技術を活用し安心・安全な移動の実現のため、タクシー会社各社と設立したS.RIDEへのサポートの継続-に取り組む。
ソニーグループのAIロボティクスビジネスグループで行ってきたこれら事業の新会社への移管は、2022年9月の完了を目指して実施していく予定。
パナソニックHD 今後3年間の営業利益を計1兆5,000億円に
大日本住友製薬 中国・上海市に管理統括子会社
第一三共 中国・北京の孫会社を重慶企業に譲渡
千代田化工 シンガポール政府より水素プログラムに助成金
富士通「富岳」活用し36量子ビットの世界最速シミュレータ開発
富士通(本社:東京都港区)は3月30日、スーパーコンピュータ「富岳」のCPU「A64FX」を搭載した「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX700」で構成するクラスタシステム上で36量子ビットの量子回路を扱うことができる世界最高速の量子コンピュータ(以下、量子シミュレータ)を開発したと発表した。
この量子シミュレータは、量子シミュレータソフトウェア「Qulacs」を高速に並列分散実行可能にすることで、36量子ビットの量子演算において、他機関の主要な量子シミュレータの約2倍の性能を実現しており、数十年先の実用化が見込まれる量子コンピュータのアプリケーションを先行開発することが可能となる。これを受け2022年4月1日より、富士フィルムと共同で材料分野における量子コンピュータアプリケーションの研究を開始する。