大東建託は大阪・関西万博の会場で使われた木材を、全国で建設する賃貸住宅に再利用することを明らかにした。各都道府県で少なくとも1棟に使う方針だ。
万博会場で倉庫や楽屋として使われた木製の小屋をそのままトラックで輸送し、建設現場の事務所として活用することなども計画している。同社は全国で年間約5,000棟の賃貸住宅を建設しており、壁の下地材などで使う予定だという。同社が再利用する万博の木材は、住宅の骨組みで使う木材に換算すると、9,100本分相当するという。
万博のレガシー(遺産)を活用し、脱炭素化に貢献する。
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JR西日本 32線区 赤字267億円 山間部路線特に厳しく
JR西日本は利用者が極めて少ないローカル線の収支状況を公表した。2024年度の輸送密度(1キロあたりの1日の平均利用者数)が2,000人未満だった区間を対象に、路線ごとに2022?2024年度平均の経営状況を集計した。
赤字は19路線32線区で、赤字金額は計267.5億円に上った。人口減少などに伴い、地方のローカル線で、特に山間部を走る路線などで厳しい収支状況が続いている。昨年の赤字は17路線30線区で、赤字額の合計は約233億円だった。
営業係数でみると、100円の収入を得るために必要な費用は、芸備線の東城(所在地:広島)ー備後落合(同)が9,945円に上ったほか、姫新線の中国勝山(所在地:岡山)ー新見(同)が4,510円となった。