内装材、インテリアの専門商社サンゲツ(本社:名古屋市西区)は10月30日、連結子会社Goodrich Global Holdings Pte.Ltd.(以下、Goodrich社)が、タイ・バンコクに現地法人「Sangetsu Goodrich(Thailand)Co.,Ltd.」を設立したと発表した。
新会社の資本金は1億1,000万タイバーツ(約3億7,400万円)で、Goodrich社が全額出資した。6月25日に設立し、11月2日営業開始の予定。タイ国内での内装材の販売および内装仕上げの設計・施工を手掛ける。
NECからシャープへの66%の株式譲渡完了 新生SNDSが始動
シャープは11月2日、NECディスプレイソリューションズ(以下、NDS)の66%の株式について11月1日付でNECからシャープへの譲渡が完了したと発表した。これを受けNDSの社名を「シャープNECディスプレイソリューションズ(以下、SNDS)」に変更し、新たな経営体制を発足した。
SNDS(所在地:東京都港区)の資本金は30億円で、株主構成はシャープ66%、日本電機(NEC)34%。SNDSはグローバル市場での映像表示装置および映像表示ソリューションの開発、製造、販売事業を展開する。
塩野義製薬 新型コロナ治療薬の治験開始の延期を発表
塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は10月30日、本年度内の開始を目指していた新型コロナウイルス治療薬の臨床試験(治験)の開始時期を延期すると発表した。治験の前段階で行った試験で、既存薬に比べて優位性を確認できなかったため、有効性や安全性のさらなる検証が必要と判断した。
台湾のスターラックス航空12/15より関西-台北線を新規就航
関西エアポートは11月2日、台湾のスターラックス(星宇)航空が12月15日より関西-台北線を新規就航すると発表した。機材仕様はA321neo、座席は188席(ビジネスクラス8席、エコノミークラス180席)。スターラックス航空は桃園国際空港に拠点を置く台湾の航空会社で、日本への定期便の就航は関西国際空港が初となる。
サンリオとエイベックス・アジアが合弁 アジアでライセンス事業
サンリオ(本社:東京都品川区)は10月30日、エイベックス(本社:東京都港区)の子会社、エイベックス・アジア(所在地:シンガポール)と共同出資による新会社をシンガポールに設立すると発表した。サンリオが保有する「ハローキティ」などキャラクターのライセンス事業を東南アジアで展開する。
合弁新会社の資本金は200万米ドルで、出資比率はサンリオ70%、エイベックス・アジア30%。2021年1月から営業開始する。
イオンモール 12/14ベトナム・ハイフォン店開業 ランドマークに
イオンモールは11月2日、ベトナム北部ハイフォン市にショッピングモール「ハイフォン・レチャン」店を12月14日にオープンすると発表した。ベトナムで6モール目、ハイフォン市では初。
同モールの総賃貸面積は約7万㎡で、約190の専門店、うち同市初の専門店約90店を導入する。駐車台数約1,700台、バイク駐車台数7,000台と地域最大の駐車場を誇り、同市の新たなランドマークを目指す。
ハイフォン市は首都ハノイ市から東約100kmに位置し、ハノイ市、ホーチミン市に次ぐ人口約200万人を擁するベトナム第三の中央直轄市。
三菱自 30年までに電動車比率50%へ CO2の40%削減目標設定
三菱自動車工業(本社:東京都港区)は11月2日、世界的な環境規制強化に対応し2030年までにCO2排出量の40%削減を図り、需要の高まりが見込まれる電動車比率を50%へ高める目標を設定したと発表した。
菅政権が目標に掲げた「2050年にCO2排出ゼロ社会の実現」に貢献するため、2030年までに新車からのCO2排出量を2010年度比40%削減、事業活動からのCO2排出量を2014年度比40%削減を目指す。このため、2030年までに世界販売の50%をプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)などの電動車にする。
愛知電機 45億円投じ中国子会社の新工場竣工 生産能力倍増へ
変圧器メーカー、愛知電機(本社:愛知県春日井市)は10月30日、中国江蘇省蘇州市の子会社、蘇州愛知高斯電機有限公司(以下、蘇州愛知高斯)の新工場が10月28日竣工し、同日より稼働開始したと発表した。
同本社新工場は、45億円を投じ、今後需要の拡大が見込まれる車載用ハーメティックモータ(電動コンプレッサ用モータ)の生産能力を増強するため建設された。新工場の土地面積は2万8,428㎡、建物面積は1万9,190㎡。モーターコアの打ち抜き工程を内製化し、モータ完成品の組み立てまでの一貫生産を行う。新工場の生産能力は現工場の2倍となる年間600万台となる。
関電 e5ラボと電気推進船の開発・普及促進で業務提携
関西電力(本社:大阪市北区)と、次世代電気推進船の企画・開発・普及を担うe5ラボ(本社:東京都千代田区)は10月30日、関西ベイエリアにおける電気推進船「水上アーバンモビリティ」の開発・普及促進に関する共同検討向けた業務提携について同日、合意したと発表した。
関西電力は電気推進船に搭載する大容量蓄電池向けの「双方向ワイヤレス充放電システム」を開発する。船舶に実装できれば全国で初めての取り組みとなる。
清水建設 能登ヒバと鉄骨を一体化した耐火木鋼梁を開発
清水建設(本社:東京都中央区)は10月28日、集成材と鉄骨を一体(ハイブリッド)化した耐火木鋼梁「シミズ ハイウッド ビーム」を開発、能登ヒバを集成材に用いた耐火木鋼梁について、1時間の耐火性能を認定する国土交通大臣認定を取得したと発表した。これによって、スパン25m超の木質大空間が可能となる。
耐火木鋼梁とは、鉄骨梁を覆う集成材が耐火被覆の役割を果たす木質構造部材。集成材は火災時には炭化して断熱層を形成し、鉄骨梁の温度上昇を抑えることで耐火性能を維持する。