長谷工 ベトナムのエコバ社に36%出資 シナジー効果をを最大化

長谷工コーポレーション(本社:東京都港区、以下、長谷工)は、ベトナムのEcoba Vietnam Joint Stock Company(所在地:ハノイ、エコバ社)が行う第三者割当増資(長谷工出資総比率36%)を2回に分けて引き受けることに合意し、3月6日に契約を締結、5月15日、第1回目の出資を完了したと発表した。
長谷工は今後、エコバ社に取締役1名を含む数名を派遣したうえで、戦略的パートナーとして互いのノウハウの共有・取引先の紹介・ジョイントベンチャーでの受注活動等を行い、シナジー効果を最大化することで、両社の更なる成長を目指す。

ブリヂストン 5月下旬から6月中旬に国内12工場を一時停止

大手タイヤメーカーのブリヂストン(本社:東京都中央区)は5月20日、乗用車用・航空機用・トラック・バス用・建設・鉱山用などのタイやを生産する国内12工場の稼働を5月24日以降、6月14日にかけて一時停止すると発表した。新型コロナウイルスの影響で各産業界の需要が減少しているため。当該工場は栃木、東京、静岡、岐阜、滋賀、山口、福岡、佐賀、熊本の9都県にわたる。

日立 シンガポール・住宅開発庁向けにエレベーター300台受注

日立製作所と日立ビルシステムは5月19日、シンガポールの昇降機販売・サービス会社、Hitachi Elevator Asia Pte.Ltd.(以下、日立エレベーターアジア社)を通じて、シンガポール・住宅開発庁(HDB)住宅向けのエレベーター300台を受注したと発表した。今回の受注は、シンガポールにおける日立グループの昇降機の受注としては過去最大級となる。

偕行会 5/30でインドネシア・スナヤンのクリニックを閉鎖

医療法人の偕行会グループ(本部:名古屋市中川区)のカイコウカイ インドネシアは5月20日、カイコウカイ クリニック スナヤンを5月30日(土)をもって完全閉鎖すると発表した。同クリニックは主に日本人を対象に診断・診療を担っていた。
新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いたら、改めて活動を再開するとしている。なお、ビジネスマネジメントコンサルティング事業は継続する。

富士フィルム AI用い新型コロナ肺炎の診断支援技術開発を開始

富士フィルム(本社:東京都港区)は5月19日、AI(人工知能)技術を用いた新型コロナウイルス肺炎の診断支援技術の開発を開始したと発表した。同社と京都大学が共同開発した間質性肺炎の病変を定量化する技術を応用し、新型コロナウイルス肺炎患者の経過評価や治療効果の判定などをサポートする診断支援技術の開発を目指す。
まず神奈川県立循環器呼吸器病センター(所在地:横浜市)との共同研究をスタートし、今後共同研究先を複数の国内医療機関に拡大していく予定。

ニプロ「アビガン錠」の受託製造を発表 子会社で9月から生産

ニプロ(本社:大阪市北区)は5月19日、富士フィルム富山化学(本社:東京都中央区)が開発した抗インフルエンザウイルス薬「アビガン(R)錠」の製造工程における受託製造を行うと発表した。ニプロの医薬品製造子会社、ニプロファーマ(本社:大阪市中央区)で、2020年9月から生産する予定。アビガンは、新型コロナウイルス感染症の改善効果が期待されている医薬品。

シーメンスヘルスケア COVID-19の解析をAIでサポートするソフトを提供

シーメンスヘルスケア(所在地:東京都品川区)は5月18日、ドイツのSimens Healthineersが開発し、世界中の医療施設へライセンスの提供を開始した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の解析ソフトウェアを用いて日本国内のユーザーと共同研究を開始すると発表した。
このソフトウェアは、CT画像を用いたCOVID-19の解析をAIでサポートする臨床研究向け。ディープラーニング(深層学習)技術を用いて開発したAIソフトウェアをベースに肺炎の画像解析に特化して開発されたもの。胸部CT画像から肺炎に共通してあらわれる肺の異常パターン、すなわち「すりガラス陰影」や「浸潤影」を自動的に検出・定量化する。

近商ストア 移動スーパー「とくし丸」と提携 奈良で運行開始

近鉄グループの近商ストア(本社:大阪府松原市)は5月18日、とくし丸(本社:徳島市)と提携し、5月26日から近鉄プラザ真美ケ丘店(所在地:奈良県北葛城郡広陵町)周辺で移動スーパー「とくし丸」近商ストア7号車の運行を開始すると発表した。広陵町、上牧町を毎週2回3ルートで運行する。他店舗での運行も検討しており、将来的に計20台の運行を目指している。
とくし丸は、限界集落をはじめ商業店舗のない、生活必需品の買い物が困難な地域を対象に、2012年に徳島県でサービスを開始。地域のスーパーマーケット127社と提携し、全国46都道府県で526台が走っており、2020年度中に47県目の沖縄県でも運行開始される予定。