三菱ふそう 電気小型トラック納車グローバルで150台達成

三菱ふそうトラック・バス(本社:神奈川県川崎市幸区、以下、MFTBC)は3月4日、電気小型トラック「eCanter」の納車台数がグローバルで150台以上に到達したと発表した。2017年10月の販売開始から約2年で当初販売目標として掲げた150台を達成。走行実績はグローバルで合計160万km以上に到達した。
eCanterは物流網のゼロエミッション化に向け、運輸・物流の小売りのほか、Eコマース企業に導入実績がある。また、近距離の小口配送からルート配送、宅配便の集配店舗への商品配送等に活用されている。

MHIヴェスタス 台湾中部プロジェクトの風力タービン62基を受注

デンマークのヴェスタス社と三菱重工業が折半出資する洋上風力発電設備合弁会社、MHIヴェスタスは3月2日、デンマークの大手年金基金で洋上風力発電事業を手掛けるCIPから、主力の風力タービン設備9500kwのV174-9.5MWを62基受注したと発表した。台湾中部の彰化県沖合で進められている58万9000KWのウィンドファーム向け。MHIヴェスタスとしてはアジア太平洋地域で初めて取り組むプロジェクトで、2024年の建設完了を予定。

プライメタルズ インド・SAILの製鉄所向け設備がファーストコイル生産

プライメタルズテクノロジーズ(本社:英国・ロンドン)は3月3日、インド国営製鉄会社SAILのルールケラー製鉄所向けに納入した年間生産能力300万トンの熱間圧延設備が、2020年1月31日稼働、ホットトライアル開始からわずか2日で、ファーストコイルを生産したと発表した。この熱間圧延設備は自動車産業向けやAPI規格の高品質な鋼板の生産が可能。

NEC 5G以降の通信データ大容量化へ10Gbpsの屋外無線伝送実験に成功

NEC(本社:東京都港区)は3月4日、5GおよびBeyond5G(5Gの次の世代の無線通信システム)時代の無線通信データの大容量化に向けて、D帯(130~174.8GHz)に対応したRF IC(周波数変換器)と本デバイスを実装した屋外無線装置を開発し、10Gbpsの屋外無線伝送実験に成功したと発表した。
NECは今後、この技術を超小型マイクロ波通信システム「パソリンク」に適用し、5GおよびBeyond5Gの商品利用で大容量化が求められるモバイルバックホール、フロントホール回線での利用を目指す。

三洋化成 子会社APBの「全樹脂電池」事業開発に80億円調達

三洋化成工業(本社:京都市東山区)は3月4日、子会社で次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」の開発を行うAPB(本社:東京都千代田区)が、JFEケミカルなど7社を引受先とする第三者割当増資を実施し、総額約80億円を資金調達すると発表した。第三者割当増資を引き受けるのはJFEケミカルほか、JXTGイノベーションパートナーズ合同会社、大林組、慶應イノベーション・イニシアティブ1号投資事業有限責任組合、帝人、長瀬産業、横河電機の計7社。
APBは、バイポーラ積層型のリチウムイオン電池の全樹脂電池(All Polymer Battery)の製造および販売を行うスタートアップ企業。

日本ポリプロ タイのIRPC社とPPコンパウンド事業で合弁

日本ポリプロ(本社:東京都千代田区)は3月4日、タイのIRPC Public Company Limited(本社:バンコク、以下、IRPC社)と、ポリプロピレンコンパウンド事業に関し、ASEAN地域における自動車関連向けの製品・サービスの供給を目的として、タイ・バンコクに合弁会社を発足させることで合意したと発表した。
新会社「Mytex Polymers(Thailand)Co.,Ltd.」の資本金は1億2,000万タイバーツで、日本ポリプロおよびIRPC社が折半出資する。ポリプロピレンコンパウンド製品の生産および販売を2020年内に開始する予定。

三井情報 シンガポール支店を現地法人化し100%子会社を設立

三井物産の完全子会社、三井情報(本社:東京都港区、以下、MKI)は3月3日、2011年9月に開設したシンガポール支店を2020年1月22日付で現地法人化し、100%子会社「MKIIT SOLUTIONS(ASIA PACIFIC)PTE.LTD.」を設立したと発表した。同新会社に支店の業務を移管し、2020年4月に営業を開始する予定。
新会社は、アジア・大洋州地域におけるITシステムのコンサルティング・システム構築・運用・保守サービスの提供、新商材の展開、マーケティングおよび事業開拓等を手掛ける。

レオパレス21 ミャンマーで初のサービスアパートメント管理物件

レオパレス21(本社:東京都中野区)は3月2日、ミャンマー・ヤンゴン市内の新築サービスアパートメント「KMKC RESIDENCE」(所在地:ヤンゴン市バハン地区、5階建て・全19室)のマーケティングおよび管理運営を同日より開始すると発表した。在ミャンマー日本国大使館より車で5分の好立地にある。同エリア唯一の外国人向け新築アパートメント。同物件は、同社ミャンマー支店が手掛ける初めての住居管理物件。

HIS 創業以来初の赤字転落 新型肺炎拡大による海外ツアー中止響く

旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は3月2日、2020年10月期連結決算の業績予想を下方修正し、2019年12月時点で110億円の黒字を見込んでいた最終利益が11億円の赤字になる見込みだと発表した。世界各地で猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大により、相次いで海外ツアーが中止に追い込まれていることが大きく響く。なお、売上高は従来予想より13.9%少ない7,750億円、営業利益は91.2%少ない17億円と見込んでいる。同社によると、最終赤字となるのは1980年の創業以来初めて。

「一風堂」フィリピン・ケソン市に10店舗目をグランドオープン

博多ラーメン「一風堂」を展開する力の源ホールディングス(本社:福岡市)は3月2日、フィリピンのマニラ首都圏ケソン市に2月29日「PHILIPPINS Magnolia店」をグランドオープンしたと発表した。同店はフィリピン国内10店舗目。
同店はケソン市南部の通称”ニューマニラ”の複合商業施設「Robinsons Magnolia」内のグランドフロアに出店。看板メニュー「白丸元味」「赤丸新味」「からか麺」のほか、「横浜家系豚骨」「木の子薫る ベジラーメン」などを提供する。