自動車の日本国内8社(トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、マツダ、三菱自動車、スズキ、ダイハツ、スバル)のまとめによると、3月の海外生産台数は前年同月比35.6%減の107万2,238台にとどまった。新型コロナウイルスの感染拡大で、中国をはじめ海外の各工場が相次いで操業を停止したためで、全社が2ケタ減少した。
トヨタG 医療用フェイスシールドの月産7万個体制へ本格取り組み
トヨタ自動車並びにトヨタグループ各社は4月28日、これまで1週間当たり500~600個だった医療用フェイスシールドの生産能力を4月27日から約20倍となる月産4万個(1日当たり約2,000個)レベルでの生産を開始したと発表した。さらに設備を増強、今後同約7万個(同約3,600個)レベルまで拡大する予定。
トヨタ自動車東日本では自社生産の医療用フェイスシールドを4月20日に宮城県に3,000個を提供している。豊田合成、ダイハツ工業、日野自動車でも試作を開始しているほか、豊田自動織機は4月29日から月産1万個(1日当たり約500個)の生産を予定。トヨタ車体も5月中旬の生産開始に向けて検討を進めている。
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王子HD 医療用ガウン、マスク用に不織布の生産体制増強
王子ホールディングス(本社:東京都中央区)は4月24日、グループ会社の王子ネピア(本社:東京都中央区)が、新型コロナウイルスの医療現場で不足している医療用ガウン、マスク用の不織布の生産体制を増強すると発表した。
王子ネピア・パーソナルケア名古屋工場(所在地:愛知県春日井市)に月間約80トンの不織布の供給体制を整備する。これにより医療用ガウンの基材を月に80万着分供給することが可能になる。5月中旬から出荷開始の見込み。また、王子ネピアおよび新タック化成(本社:香川県三豊市)は、全国的に不足しているマスク生産設備を、新タック化成の山本工場(所在地:香川県三豊市)内のクリーンルーム内に導入する。生産量は月間約200万枚で、6月下旬から生産開始する見込み。
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IIJ リモートアクセスサービス設備を大幅増設 企業のテレワーク急増で
インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区)は4月23日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて急増する企業のテレワーク需要に対応するため、リモートアクセスの設備を数倍規模に増設すると発表した。
同社は、クラウド型リモートアクセスとして①メールや社内システム利用など一般的な業務に適した「IIJ GIOリモートアクセスサービス」②高い通信品質で、Web会議等のリアルタイム性が要求される用途に最適なVPNサービス「IIJフレックスモビリティサービス」-を用意している。このうち、②には4月20日時点の契約デバイス数累計は5万台超と、2月末時点と比べおよそ2.5倍となっている。さらに3月に申込されたデバイス数は、前月までの月平均の申込数と比べ約9倍に急増。企業におけるテレワークの導入が急速に進んでいることをうかがわせる。
こうした状況を受け、IIJは今後、現状の数倍の顧客(数十万デバイス)を収容できる規模まで増強していく。