オカムラ ベトナム・ホーチミン市に現地法人設立 営業開始

オカムラ(本社:横浜市西区)は3月12日、ベトナム・ホーチミン市に全額出資による現地法人「OKAMURA INTERNATIONAL VIETNAM COMPANY LIMITED」を設立したと発表した。3月16日より業務を開始する予定。新会社の資本金は145万米ドル。オフィス、商業店舗向け家具・什器の販売を手掛ける。これにより、同社のアジア地域における営業拠点はタイ、シンガポール、中国、インドネシア、マレーシアに次いで6カ国目となる。

コニカミノルタ・NEC DX推進で協業 ローカル5G導入

コニカミノルタ(本社:東京都千代田区)とNEC(本社:東京都港区)は3月12日、画像IoT/AI技術、働き方、ヘルスケア、ものづくり領域において5Gを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するため、パートナーとして協業していくことで合意したと発表した。この連携第一弾として、コニカミノルタ高槻新棟(所在地:大阪府高槻市)にハブとなる拠点「Innovation Garden Osaka Center」を設置、ローカル5Gを導入する。

東芝インフラS バングラデシュのダッカMRT向け回生電力貯蔵装置を受注

東芝インフラシステムズ(本社:神奈川県川崎市幸区)は3月11日、バングラデシュのダッカ都市高速鉄道(以下、MRT)6号線向けとして、回生電力貯蔵装置(以下、TESS)をインドの大手EPC(Engineering、Procurement、Construction)事業者であるラーセン&トゥブロ社から8セット(2MW×7セット、500KW×1セット)受注したと発表した。2020年鋼板から順次納入する予定。
TESSは、列車がブレーキをかけた際に発生する回生電力を蓄電池に充電し、列車が加速するための電力として再利用することで、従来使われていなかった回生電力を有効活用することができる鉄道向け地上設備。蓄電池には同社が開発した長寿命のリチウムイオン二次電池「SCiB(TM)」を活用している。
MRT6号線はバングラデシュ初の都市鉄道の一つで、ダッカ市内を全線高架で南北につなぎ、全長約20km、16駅で構成される予定。

東大・日立 ゲノム解析でスパコンの解析時間80%削減を実証

東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターは3月10日、日立製作所(本店:東京都千代田区)の協力のもと、最新型のヒトゲノム解析用スーパーコンピュータシステムShirokane5を用いて、がんゲノム医療における全ゲノムデータ解析の高速化に向けた検証を行い、解析時間を従来比約80%削減することに成功したと発表した。従来10時間以上を要していた解析時間を、最短1時間45分で解析することに成功した。
これにより、東大医科研ヒトゲノム解析センターは、個人のヒトゲノムの特徴に応じたがんや生活習慣などの予防・診断・治療法の研究を加速し、Society5.0時代のゲノム情報を活用した個別化医療の実現を支援する。

ワイン販売のエノテカ タイ・バンコクに現地法人 海外6拠点目

ワイン輸入販売、卸売・小売、ワインショップ店舗運営のエノテカ(本社:東京都港区)はこのほど、3月9日にタイ・バンコクに全額出資による現地法人「ENOTECA(THAILAND)CO.,LTD.」を設立すると発表した。卸売りを中心にワイン事業を展開する。中長期的に年間売上高10億円を目指す。香港、シンガポール、中国、韓国、台湾に次ぐ海外6拠点目となる。

JR東海 小牧研究施設に「リニア走行試験装置」を新設

JR東海(本社:名古屋市中村区)は3月10日、さらなる超電導リニア技術のブラッシュアップや建設・運営・保守の効率化を目指し、実際に車両を走行させることなく模擬的に試験することができる「リニア走行試験装置」を小牧研究施設に新設したと発表した。工事費は約66億円。2020年3月6日より試験を開始する。
同施設では実際の走行試験に使用していた車両を活用して製作した、実物と同様の大きさ・重さの模擬編成を試験に用いる。地上側の電磁加振装置に電流を流すことで磁力により模擬編成を浮上させ、乗り心地向上確認試験、超電導磁石の長期耐久試験、車体の揺れを想定した試験などを行う。

中部電力 JICAからスリランカ電力セクタープロジェクトを受託

中部電力(本店:名古屋市東区)は3月10日、JICA(国際協力機構)から「スリランカ国電力セクターマスタープラン実現に向けた能力向上プロジェクト」を日本工営(本社:東京都千代田区)と共同で受託したと発表した。同プロジェクトは最適な電源構成の実現や再生可能エネルギー導入促進に向けた送配電網の整備、発電出力予測、調整電源の確保などに向け、セイロン電力庁等の関係機関の能力向上を目的に、2020年3月から2023年3月まで実施されるもの。受託金額は約3.7億円。

クラボウ 新型コロナを15分で判定「抗体検査試薬キット」輸入販売

クラボウ(大阪本社:大阪市中央区)は3月12日、新型コロナウイルスの抗体を、イムノクロマト法を用いて15分で判定できる検査試薬キットを3月16日から販売開始すると発表した。中国の提携先企業が開発したイムノクロマト法の原理に基づいた「新型コロナウイルス(SAR-CoV-2)抗体検査試薬キット」を日本国内に輸入し販売開始する。
現在日本国内では遺伝子を増幅させるPCR法による検査が一般的に行われている。ただ、この方法では結果が出るまでに時間がかかり、異常な速さで感染拡大が続く今回の新型コロナウイルスの抗体判定には対応し切れず、別の簡便で迅速な検査方法のニーズが高まっている。

HIS 海外出張時の渡航先のリスク回避へトータルサポート

旅行大手のエイチ・アイ・エス(本社:東京都新宿区、以下、HIS)は3月9日、海外出張時における社員の位置情報確認や安否確認が可能な危機管理システム「Where Now?」と、有事に直面した際に安全な地域までの緊急避難をサポートするサービス「HEEs(セキュリティサポート)」を同日より開始すると発表した。この2つの危機管理サポートサービスにより、顧客企業とその従業員の安心・安全な海外出張サービスを提供する。

SBSフレックネット 初のベトナム人技能実習生12名を受け入れ

食品物流事業のSBSフレックネット(本社:東京都墨田区)は3月9日、2020年4月1日にベトナムから初めての技能実習生を受け入れると発表した。技能実習生はベトナム・ハノイで約半年間の日本語講座を修了し、基礎的な日本語を習得した12名が2月27日に第1期生として来日。今後約1カ月間の法定研修を受講後、4月1日から11カ月間にわたり北九州営業所(所在地:福岡県北九州市門司区)で、同社の食品物流業務に携わる。
同社は定期的に技能実習生を受け入れていく考えで、今年はあと2回の受け入れを予定。第2期生は7月に来日する予定。