クラボウ(大阪本社:大阪市中央区)は3月12日、新型コロナウイルスの抗体を、イムノクロマト法を用いて15分で判定できる検査試薬キットを3月16日から販売開始すると発表した。中国の提携先企業が開発したイムノクロマト法の原理に基づいた「新型コロナウイルス(SAR-CoV-2)抗体検査試薬キット」を日本国内に輸入し販売開始する。
現在日本国内では遺伝子を増幅させるPCR法による検査が一般的に行われている。ただ、この方法では結果が出るまでに時間がかかり、異常な速さで感染拡大が続く今回の新型コロナウイルスの抗体判定には対応し切れず、別の簡便で迅速な検査方法のニーズが高まっている。