ANA 2月の中国発予約が半減 新型肺炎拡大で中国全体に影響

ANAホールディングスは1月30日、2月の中国線の予約状況について、中国発の旅客数は前年の約半分になっていることを明らかにした。新型コロナウイルスによる肺炎患者拡大の影響。しかも、3月1日までの欠航が決まっている武漢線だけでなく、影響は中国全体に出ているとしている。

ホンダ 中国・武漢市の四輪車工場2/13まで休業に

ホンダは1月30日、中国湖北省武漢市の合弁会社、東風本田汽車(東風ホンダ)の四輪車工場の春節後の操業再開時期を当初の2月3日から2月14日以降に延期することを明らかにした。新型コロナウイルスによる肺炎患者の拡大防止のため湖北省政府が1月29日、省内の企業に対して行った協力要請を受けた措置。

トヨタ 中国4工場の操業再開を2/10以降に延期

トヨタ自動車は1月29日、中国にある4つの完成車工場の春節後の操業再開時期を、当初予定の2月上旬から10日以降に延期することを明らかにした。新型コロナウイルスによる肺炎患者拡大の影響によるもの。同ウイルスの猛威はまだまだ沈静化の兆しがなく、世界に広がりつつある。生産活動の停滞が長引けば業績に悪影響を及ぼすことが懸念される。

島津製作所 RoHS規制の有害元素分析向け「EDX自動化システム」中国で販売

島津製作所(本社:京都市中京区)は1月28日、RoHS指令の有害元素分析向け「EDX自動化システム」を中国で発売したと発表した。これはEDX(エネルギー分散型蛍光X線分析装置)による検査を全自動化するシステム。ロボット分野のスタートアップ企業、上海●像信息技術有限公司(通称:上海●像)と共同開発した。今後、中国全土で本格的に販売していく。蛍光X線分析装置は、RoHS指令の規制対象である5元素6物質、廃自動車指令(ELV指令)に伴う規制4元素4物質などの迅速測定に適している。同システムはハンドリングロボットやコントロールユニット、エアコンプレッサ専用ソフトウエアなどから構成されている。2020年3月期で10式の販売を見込む。

リネットジャパンG カンボジアでSBIとの自動車リース会社が事業開始

リネットジャパングループ(本社:名古屋市中村区)は1月28日、カンボジアでSBIホールディングスとの合弁会社、モビリティファイナンスカンボジアの自動車リースサービスのライセンスをカンボジア商務省から正式取得して事業を開始したと発表した。カンボジアで長年展開してきた事業実績、とくに自動車関連事業のノウハウをもとに、グループ企業のリソースを活用した他社にはない特徴あるサービスの提供を強みとする。年間1,500台以上の自動車リース契約を計画。

児玉化学 中国子会社の持分すべてを中国企業に譲渡

児玉化学工業(本社:東京都中央区)はこのほど、住宅設備・冷機部品事業を手掛ける中国子会社、無錫普拉那塑膠有限公司(所在地:中国江蘇省、以下、無錫普拉那)の、同社が保有する出資持分すべてを蘇州明強塑料有限公司(所在地:中国江蘇省、以下、蘇州明強)に譲渡する持分譲渡契約を締結したと発表した。蘇州明強化はプラスチック射出成形、および成形部品の二次加工を主幹事業としている。譲渡価額あ538万5,000人民元。株式の譲渡実行日は3月31日の予定。

商船三井ロジ タイのグループ企業の物流事業を結集・強化

商船三井ロジスティクス(本社:東京都千代田区)は1月20日、タイ現地法人、MOL Logistics(Thailand)Co.,Ltd.(以下、MLGタイ)が今年1月から、商船三井(本社:東京都港区)のタイ現地法人(以下、MOLタイ)が同国で展開してきた国内物流、通関部門を結集し、総合物流事業の一層の強化を図ると発表した。これにより、同国における三井グループで唯一の総合ロジスティクスプロバイダーとして、ストレスフリーな物流サービスを顧客に提供していく。