東京海上日動 訪日外国人向けで自己負担なしに医療サポートサービス

東京海上日動火災保険(本店:東京都千代田区)は7月5日、東京都交通局が発行する訪日外国人旅行者に特化した企画乗車券「TOKYO STARTER KIT」向けに、治療費用を自己負担することなく受診できる医療機関を紹介する海外旅行保険や、災害情報の提供などのサービスを付加した訪日外国人向け総合サポートサービスを開発し、7月22日より提供開始すると発表した。同乗車券購入日の翌日0時から最大72時間(3日間)サポートする。同サービスに加入する際は、専用の端末にパスポートをかざすだけで書類記入は不要という。観光庁が平成29年度に実施した「訪日外国人旅行者の医療に関する実態調査」によると、訪日外国人の27%が旅行保険に加入していない。

サカタインクス ベトナム・ホーチミンに第2工場、旺盛な需要増に対応

サカタインクス(本社:大阪市西区)は7月5日、ベトナムでホーチミン第2工場を建設したと発表した。すでに6月から一部生産を開始しているという。これまで第1工場でパッケージ用の溶剤性インキおよび水性インキを生産してきたが、現地の旺盛な需要と今後の拡販に対応するため、パッケージ用水性インキを第2工場へ移管するとともに、生産能力を増強した。

電通 ベトナムのアンビエント社買収でデジタルメディアサービス強化

電通(本社:東京都港区)は7月4日、海外本社、電通イージス・ネットワーク(本社:英国・ロンドン市)を通じて、ベトナムの独立系デジタルメディアエージェンシー、アンビエント・デジタル・アドバタイジング・サービス・カンパニーリミテッド(本社:ベトナム・ホーチミン市、以下、アンビエント・デジタル・ベトナム社)の株式100%を取得することで、同社株主と合意したと発表した。株式取得後、同社はアンビエント・デジタル・ベトナム社を、電通グループのグローバルネットワーク・ブランドの一つで、デジタルパフォーマンス領域に強みを持つiProspect(アイプロスペクト、本拠地:英国ロンドン市)のベトナム拠点とし、ブランド呼称を「iProspect Vietnam」へと改称する。今後、電通グループはこの買収を通じて、ベトナムにおけるデジタル関連サービスの強化と事業規模の拡大を図る。

プライメタルズ 連続鋳造機向けシステムの受注この10年で150件に到達

プライメタルズテクノロジーズはこのほど、中国の大手鉄鋼メーカーより連続鋳造機1基のプロセス最適化システムを受注した。この結果、同社の連続鋳造機向けプロセスオートメーションシステム(レベル2)の受注件数はこの10年間で150件に到達した。冶金学とデジタル化のノウハウを最適化システムから得ることにより、連続鋳造機のユーザーは時間とコストを節減できる。米国と中国の旺盛な需要がビジネスの拡大をけん引しており、同社製の連続鋳造機用オートメーションシステムやデジタル化のソリューションは、他社製プラントにも適用されるようになっているという。

PPIH「DON DON DONKI」香港・尖沙咀に初出店

総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(本社:東京都目黒区、以下、PPIH)は7月4日、グループのパン・パシフィック・リテールマネジメント(香港)(本社:香港)が7月12日、「DON DON DONKI ミラプレイス2」店を香港随一の繁華街、尖沙咀(チムサーチョイ)に位置する商業施設「ミラプレイス2」内にオープンすると発表した。同店では生鮮(青果、鮮魚、精肉、惣菜)をはじめ、お菓子などの加工食品のほか、シンガポール、タイでも人気の焼き芋や日本の物産コーナーなども設ける。

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阪急阪神HD ジャカルタの複合施設の運営・管理に本格参入

阪急阪神不動産(本社:大阪市北区)は7月4日、インドネシアを代表するジャカルタ中心部の商業・オフィス・ホテルの複合施設「プラザインドネシアコンプレックス」およびJKT48劇場や映画館等が入居する商業施設「fXスディルマン」を保有・運営する現地事業体に出資して、海外での複合施設等の運営・管理に本格参入すると発表した。         同社は海外交通・都市開発事業支援機構(所在地:東京都千代田区、以下、JOIN)と共同で設立した会社を通じて現地事業体に出資する。他の出資者を含む現地事業体への出資総額は約832億円。また、役員を1名派遣し、事業運営に積極的に関わっていく。

豊田合成 ベトナムでエアバッグの部品工場が稼動開始

豊田合成(本社:愛知県清須市)は7月4日、ベトナムの生産子会社「豊田合成ハイフォン有限会社(TGHP)」のタイビン工場が7月から稼動開始したと発表した。新工場の稼動により、ベトナムでの生産能力は今後4年間でエアバッグ部品を2018年度の約1.5倍となる年産2,500万個、ハンドルを約1.7倍となる年産400万本に増やす予定。              タイビン工場の土地は約11万3,000㎡、建屋は約3万4,000㎡。従業員597名。TGHPの本社所在地はベトナム・ハイフォン市、本社工場の従業員数は3,834名。

豊田通商 タイの使用済み自動車のリサイクル実証事業を受託

豊田通商は7月4日、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が公募した「アジア省エネルギー型資源循環制度導入実証事業」のテーマの一つとして、タイにおける使用済み自動車のリサイクル実証事業を受託したと発表した。この実証事業はNEDOとタイ工業省(MOI)、工業団地公社(IEAT)の間で、2019年2月にMOU(覚書)が締結されている。                                                                             豊田通商は実証事業の全体設計を担い、Green Metals(Thailand)Co.,Ltd.が実証実施する。このほか、TDEM(トヨタ ダイハツ エンジニアリング&マニュファクチャリング)、TMT(トヨタモータータイランド)がサポートする。

NTTコム 5Gでの放送コンテンツの伝送実験に成功、世界初

NTTコミュニケーションズ(本社:東京都千代田区、以下、NTTコム)は7月3日、第5世代移動通信システム(以下、5G)で、放送コンテンツのIP伝送規格(SMPTE ST2110規格)による音声および時刻データを伝送する実験に世界で初めて成功したと発表した。これは5Gでの画質劣化や遅延が少ない非圧縮映像の伝送実用化に向けた第一歩という。

トッパンフォームズと岩谷産業 再生医療分野で-150℃以下の低温輸送提供開始

トッパンフォームズ(本社:東京都港区)と岩谷産業(東京本社:東京都港区)は7月3日、医薬品の適正流通ガイドラインに対応し、再生医療分野での利用可能な新たな輸送温度管理システムの提供を開始すると発表した。同システムは再生医療分野で細胞・医薬品を保管・輸送する際に、細胞・医薬品が収納された容器内外の温度管理を可能にするもの。温度管理は岩谷産業が提供する液化窒素を使用して-150℃以下の環境を保つ「ドライシッパー(細胞輸送容器)」と、トッパン・フォームズが新たに開発した温度ロガー「オントレイシス タグ-196℃」および温度管理プラットフォーム「オントレイシスクラウド」を利用する。