新型コロナウイルス感染症対応で、3月20日午前10時30分から約70分間にわたり日中韓3カ国外相によるテレビ会議が行われた。日本から茂木外務大臣、中国から王毅(おう・き)国務委員兼外交部長、韓国から康京和(カン・ギョンファ)外交部長が参加した。
会議では各国の取り組みおよび関心事項について意見交換し、引き続き3カ国で協力していくことを確認した。具体的には①医薬品・ワクチンの開発状況に関する情報共有②医療物資や医薬品の円滑な輸出入の確保と緊急融通に向けての協力-などについて、継続して議論していくことになった。
また、事態を終息させるためには3カ国の保健当局の協力が必要であり、早期に保健大臣会合を開催することで一致した。
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日本 パキスタン繊維産業の人材育成・技術力向上に5億円の無償資金協力
日本政府は、パキスタンの繊維産業における人材育成および技術力向上支援に5億円を無償資金協力する。パキスタンの首都イスラマバードで3月19日、日本の松田邦紀駐パキスタン特命全権大使と、パキスタンのサイヤド・パルヴェイズ・アッバス財務・歳入・経済省経済担当次官との間で、この案件に関する書簡の交換が行われた。
パキスタンでは自生している綿花を使用した繊維製品の生産が盛んで、繊維産業は同国の輸出額の50~60%を占める主要産業となっている。しかし現状では、市場における付加価値の高い縫製品、加工繊維製品の割合は限定的。そのため近年の経済成長率4%程度から、さらなる経済成長や輸出競争力お強化のためには人材育成および技術力向上が必要とされている。
日本 カンボジアの市民社会参加型のガバナンス確立へ無償資金協力
日本 マーシャル諸島の海上保安能力向上などに8億円余を無償資金協力
日本政府は、マーシャル諸島共和国の海上保安能力向上および電力供給安定化のための支援に係る8億2,100万円を無償資金協力する。同国の首都マジュロで3月19日、日本の齋藤法雄駐マーシャル特命全権大使と、マーシャル諸島のキャスラン・ネッド・ネムラ外務貿易大臣との間で、これら2案件に関する書簡の交換が行われた。対象案件は海上保安訓練・指令センター建設計画に供与額4.5億円、電力供給安定化等のための支援(経済社会開発計画)の供与額3.71億円。
マーシャル諸島共和国は29の環礁と5つの島からなる国で、広大な排他的経済水域(EEZ)を有し、海上における安定・安全の確保が観光業および漁業の発展に直結する。しかし、同国の海上取締能力等は極めて脆弱で、EEZ内での違法漁業や麻薬密輸等の事案が頻発。海上保安能力強化が喫緊の課題となっている。
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日本 メコン川流域の洪水・渇水対策支援に4億円の無償資金協力
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日本 アフガニスタンの灌漑など防災促進に9億円超の無償資金協力
日本政府は、アフガニスタンの「コミュニティレベルにおける灌漑および水資源管理改善を通じた防災促進計画」に9億8,400万円の無償資金協力する。アフガニスタンの首都カブールで3月10日、日本の高橋良明在アフガニスタン臨時代理大使と、ファティマ・ヌスラス・ガザーリ国際移住機関(IOM)アフガニスタン事務所長代行との間で、これに関する交換公文の署名式が行われた。
アフガニスタンでは、2018年に約32万人が自然災害により避難生活を余儀なくされ、2019年も自然災害による被災者は23万人に上っているとされている。災害リスク軽減のためのインフラ整備および災害リスク管理がいま、アフガニスタン全土で喫緊の課題となっている。