豊田通商 ベトナムのノイファット水力発電所の株式35%取得

豊田通商は1月8日、ベトナムの大手建設不動産企業Vietnam Construction and Import-Export Joint Stock Corporation(VINACONEX、以下、ビナコネックス社)より、同社が保有するノイファット水力発電所(発電容量84MW)の事業会社、Northern Electicity Development&
Investment Joint Stock Company No.2(以下、NEDI2)への経営参画のため、NEDI2の株式を35%取得したと発表した。
豊田通商として初の海外水力発電事業への出資となる。同発電事業への運営を通じて、ビナコネックス社とパートナーシップを醸成し、同社と再生可能エネルギー事業の可能性を検討していく。

マルハニチロ ベトナムのサイゴンフードを子会社化

マルハニチロ(本社:東京都江東区)は1月8日、ベトナムのサイゴンフード・ジョイント・ストック・カンパニー(所在地:ベトナムホーチミン、以下、サイゴンフード)の株式を取得し、子会社化すると発表した。
サイゴンフードをグローバル領域で、「マルハニチロ」ブランドの水産品・加工食品を生産・販売する相互食品企業としての地位を確保するため、パートナーとして最適と考え、子会社化することを決めた。

三谷産業 ベトナム・フエ科学大学と包括的協力の覚書

三谷産業(本社:金沢市)は1月8日、ベトナム・トゥアティエンフエ省フエ市のフエ科学大学と包括的協力に関する覚書の締結式を1月7日、オンライン形式で執り行ったと発表した。
フエ科学大学と三谷産業グループは、三谷産業ベトナム子会社がフエ大学の建築学部、情報学部と相互協力に関する覚書を締結している。これにより、両者間の技術交流、文化交流を通して、双方の発展につなげることを目指している。

ベトナム 20年のGDP成長率は2.9% プラス成長維持

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ベトナム統計総局はこのほど2020年の実質GDP成長率(推計値)を2.9%と発表した。前年の7.0%から大きく減速したものの、コロナ禍で世界経済が呻吟する中、プラス成長を維持した。
四半期別の成長率は第1四半期(1~3月)3.7%、第2四半期(4~6月)0.4%、第3四半期(7~9月)2.7%、第4四半期(10~12月)4.5%だった。2020通年の成長率を業種別にみると、農林水産業が2.7%、鉱工業・建設業が4.0%、サービス業が2.3%となった。

フロンティア・マネジメント ベトナム室新設 進出企業を支援

経営コンサルティング、M&Aアドバイザリー企業のフロンティア・マネジメント(本社:東京都港区、以下、FMI)は1月5日、ファイナンシャル・アドバイザリー部門の傘下にベトナム室を新設すると発表した。
コロナ禍で、グローバルで大きな転換期を迎えている中、ボーダーレスにビジネスを展開している日本企業のベトナムへの進出、当該地域における事業拡大に向けた支援体制を強化する。

ASEAN6カ国の10月自動車販売17.8%減 回復足踏み ベトナムのみ増

日本貿易振興機構(ジェトロ)のASEAN自動車連盟の統計を基にした集計によると、2020年10月のASEAN主要6カ国(タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、シンガポール)の自動車販売台数の合計は、前年同月比17.8%減の24万4,131台となった。
同諸国の自動車販売は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が最も顕著にみられた2020年4月の前年同月比81.5%減を底に以降、9月(14.2%減)まで改善・回復基調が続いていた。しかし、10月はベトナムを除き足踏み状態となり、わずかながら再び悪化した。
国別にみると、ベトナムが前年同月比14.9%増とプラスに転じたものの、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピンで悪化した。この結果、1~10月の6カ国の合計は前年同期比34.2%減の185万9,078台となっている。

2021年1/25からベトナム共産党大会 今後5年間の次期指導部選出

ベトナム国営メディアによると、5年に1度の共産党大会が2021年1月25日から2月2日まで首都ハノイで開かれる予定。党大会では最高指導者の党書記長をはじめとする向こう5年間の次期指導部を選出する。
党書記長として2期10年を終えようとしているグエン・フー・チョン書記長兼国家主席(76)の進退が焦点。

大日光・エンジ ベトナム・ホーチミンに2子会社による合弁設立

電子機器製造の大日光・エンジニアリング(本社:栃木県日光市)は12月24日、100%子会社で電子部品実装の受託製造を手掛けるTROIS(THAILAND)CO.,LTD.(所在地:タイ・チョンブリ県)ならびに100%子会社のボン・アティソン(所在地:栃木県日光市)が共同で、ベトナム・ホーチミンに合弁新会社「TROIS VIETNAM CO.,LTD.」を設立すると発表した。資本金は100万米ドル(約1億300万円)で、出資比率はTROIS60%、ボン・アティソン40%。電子部品購買、電子回路ユニットの製造受託、販売を手掛ける。

良品計画 ベトナム・ホーチミンにASEAN域内の生産管理拠点

総合雑貨品「MUJI」などを展開する良品計画(本社:東京都豊島区)は12月23日、ASEAN域内のソーシング(調達業務)と生産管理強化のため、ベトナム・ホーチミンに現地法人MUJI Global Sourcing Vietnam Company Limitedを設立すると発表した。2021年3月設立する予定。現地でソーシングおよび生産品質の管理を完結し、生産の効率化を目指す。

吉野家HD ベトナム・ホーチミン市1区に12/23 1号店開店

吉野家ホールディングス(本社:東京都中央区)は12月21日、100%子会社のアジアヨシノヤインターナショナル(所在地:マレーシア・セランゴール州)が12月23日、海外吉野家の25番目のエリアとしてベトナム・ホーチミン市1区に同国1号店を出店すると発表した。これはフランチャイズ契約を締結したベトナム企業V Lotus Holdings Join stock Companyが運営するもの。
店名は「Yoshinoya Ly Tu Trong(リー トゥ チョン)店」。店舗面積は162㎡(客席数62席)。営業時間は10時~22時。主なメニュー・価格は、牛丼並盛7万5,000ベトナムドン、炙り牛焼肉Pot7万9,000ドン、すき焼き鍋12万9,000ドン。
同店の出店を皮切りに、3年以内に5店舗を出店する計画。吉野家ホールディングスグループは2020年11月末現在、国内外に合計2,152店舗(うち日本1,206店舗)を出店している。