日産モーター・インディア オンライン上で車販売開始へ
日産モーター・インディアは12月9日、自動車のオンライン販売を開始すると発表した。時期については明らかにしていない。消費者の購入プロセスを短縮することや、全国の販売網を広げる狙いがある。NNA.ASIAが報じた。日系を含む自動車販売会社でオンライン取引を導入するのは日産が初めて。
車両は日産のホームページ<www.nissan.in>で販売する。消費者がオンライン上でクレジットカードを通して代金を支払い、納車準備ができ次第、近くの販売店に配送されるしくみ。
対象車種は中型セダン「サニー」や多目的車(MPV)「エバリア」、小型車「マイクラ」など。日産ブランドの店頭価格は約49万~270万ルピー(約80万~450万円)で、オンラインでも同様の価格になるもようだ。
アサヒグループHD インドネシア全域で緑茶販売開始
アサヒグループHD インドネシア全域で緑茶販売開始
アサヒグループホールディングスは12月10日、インドネシアで全域で8日からペットボトルの緑茶飲料「ICHI OCHA GREEN TEA」(500ml、350ml)を発売すると発表した。現地の大手財閥企業サリムグループのグループ会社、インドフードとの合弁会社が製造・販売する。日本とインドネシアとの茶葉をブレンドし、日本のお茶飲料の製造技術、一番抽出法で抽出した緑茶で、同社の開発商品第一号。ムスリムに配慮したハラル認証商品だ。東南アジア地域最大の人口を擁するインドネシアに本格参入し、グループの海外事業を拡大させる考え。
ANA 14年3月からの羽田-ジャカルタ線の運航発表
ANA 14年3月からの羽田-ジャカルタ線の運航発表
全日本空輸(ANA)は12月9日、2014年3月からの羽田-ジャカルタ線のスケジュールを発表した。1日1便で3月30日に運航を開始。羽田発は午前10時5分(日本時間)で午後3時40分(インドネシア時間)にジャカルタ着。ジャカルタは午後9時25分(インドネシア時間)発で、羽田に翌日午前7時10分(日本時間)着。使用機材はボーイングB787-8となる。新路線の就航で、ANAのインドネシア便は週7便から14便に倍増する。日本からのビジネス客や、インドネシアからの観光客が増加傾向にある中、需要を取り込んでいく方針だ。
国土交通省は6月、羽田空港のインドネシア路線の発着枠を拡大すると発表。日本・インドネシア双方の航空会社に2スロット(1往復分)ずつ割り振られ、日本側はANAが獲得した。インドネシア側はバリ州デンパサール-羽田線を運航している国営ガルーダ・インドネシア航空が14年、ジャカルタ-羽田線を就航させる予定。
クルーズ観光市場 今年は過去最大の4割成長を記録
クルーズ観光市場 今年は過去最大の4割成長を記録
地元紙によると、インドネシア観光・創造経済省は、今年のクルーズ観光市場が過去最大となる4割以上の成長を記録したと明らかにした。国際展示会への出展や港湾設備の拡充のほか、オセアニア諸国の観光客を取り込んだことがその大きな要因。同省のエスティ・マーケティング局長によると、クルーズ船の寄港回数は前年比44%増の309回で、入国した外国人観光客数は4割増の15万9578人だった。2014年の寄港回数は今年の25%増の385回、乗客数は20万3000人を見込む。
壱番屋が中央ジャカルタに1号店開店 イスラム圏初
壱番屋が中央ジャカルタに1号店開店 イスラム圏初
カレーハウス「CoCo壱番屋」を展開する壱番屋(愛知県一宮市)は12月8日、中央ジャカルタのモール「グランド・インドネシア」西館3A階にインドネシア1号店をオープンした。ムスリムに配慮し、豚肉を使用しないカレーを提供する。ご飯の量や辛さ、トッピングを選ぶシステムは日本国内式に合わせた。初日、69席の店内は終始、来店客でにぎわった。メニュー価格は5万ルピア。海外店舗は8カ国・地域目で、東南アジア諸国連合(ASEAN)では3カ国目。ムスリムが多数を占める国では初の出店。
2014年の航空旅客数は10~15%増え1億人突破見込む
2014年の航空旅客数は10~15%増え1億人突破見込む
インドネシア運輸省は2014年の航空旅客数が今年の見込みから10~15%増加して1億人を突破するとの見通しを示した。経済成長を背景に、航空機の利用者が急増しているためだ。マンギンダアン運輸相は、今年の航空旅客数が11年の6000万人から5割増の9000万人弱に増えると予測。航空旅客便数が11年の56万6000便から今年は68万4000便へ2割増えるためだ。これにより、14年は1000万人ほど上積みできるとみている。
大商がムスリム観光客誘致用接客マニュアルを作成
大商がムスリム観光客誘致用接客マニュアルを作成
大阪商工会議所はムスリム(イスラム教徒)の観光客を接客する際の基本知識などをまとめた冊子を作成した。豚肉やアルコールの飲食が禁止されていることや1日に5回礼拝する習慣など、ムスリムに関する基本的なルールやマナーを紹介している。5000部作成。希望する小売店や飲食店に無料配布する予定。
今年は訪日外国客が大幅に増え、インドネシアやマレーシアからのムスリムの観光客が増えている。大商は今後もムスリムの来阪が増え続けるとみて、ムスリムに関する基礎的な知識の啓発が必要と判断した。商店街やショッピングセンターなどから要請があれば、大商職員を派遣し”出前講習会”も開くという。
航空業界がコスト上昇で運輸省に上限運賃上げを要請
航空業界がコスト上昇で運輸省に上限運賃上げを要請
地元メディアによると、インドネシア航空協会(INACA)はこのほど、運輸省に上限運賃額の引き上げを要請した。原油価格の高騰やルピア安に伴い、運航コストが上昇し、収益が悪化しているため。INACA事務局長は「最低賃金の上昇もコスト増に拍車をかけており、運輸省が定めた上限運賃では利益が出ない」と嘆いている。これに対し、運輸省航空局長は「慎重に審査する必要がある」としている。
同省は2010年、国内線エコノミークラスの上限運賃額を設定。付加価値税(VAT)や空港利用料などを加算する前の運賃の上限を、ジャカルタ-スラバヤ間で185万ルピア、ジャカルタ-デンパサール間で147万8000ルピアなどと設定している。格安航空会社(LCC)の上限額はこの85~90%。
吉野家HD 14年中に50店舗へ倍増 売上,利益とも順調
吉野家HD 14年中に50店舗へ倍増 売上,利益とも順調
吉野家HDは2010年にインドネシアに再進出し、現在ジャカルタに23店舗出店しているが、客数、売り上げ、利益すべて順調でいずれも”繁盛店”となっている。また、ジャカルタは事業が最も成功している都市の一つだという。これは、インドネシアの店舗が他国に出店している店舗より大きいことに加え、パートナー企業に恵まれたためで、インドネシアでは他の海外店ではやっていないテーブルサービスをしていることも好感されている一因とみている。こうした状況を踏まえ、インドネシアでは14年中に50店舗に倍増する計画だ。
男女2人のブランド大使 幅広い顧客層への販促強化
男女2人のブランド大使 幅広い顧客層への販促強化
ファーストリテイリングは、インドネシア・ジャカルタの西部と北部でカジュアル衣料品店「ユニクロ」の同国2号店と3号店を相次いでオープンする。NNA.ASIAによると、この両店舗のオープンに合わせ、同国における認知度を高めるため、男女2人のブランド大使を登用。幅広い顧客層へのPR活動を強化し、販促につなげる。
秋冬から14年春夏シーズンにかけてのブランド大使に、1号店から大使を務めていた俳優でモデルのリオ・デワントさんのほか、新たに女優でモデルのペビータ・ピアースさんを起用する。2人のカジュアルさに加え、洗練されたファッションセンスでユニクロの違った側面を表現。幅広い顧客層の取り込みを狙う。