6月訪韓外国人客41%減 MERS禍で25カ月ぶり減少

6月訪韓外国人客41%減 MERS禍で25カ月ぶり減少

韓国観光公社によると、6月に韓国を訪れた外国人観光客は75万925人で前年同月比41.0%減少した。中東呼吸器症候群(MERS)の影響で、2013年5月(2.5%減)以来25カ月ぶりのマイナスとなった。聯合ニュースなどが報じた。
国・地域別にみると、外国人観光客のうち最も多い中国人が31万5095人で45.1%減少した。次いで日本が10万1206人で41.5%、米国が6万2550人で16.5%それぞれ減少。減少幅の大きかったのは台湾(75.7%減)、香港(74.6%減)、シンガポール(62.3%減)と続いた。この結果、1~6月の訪韓外国人観光客は662万5608人で前年同期比0.8%増となっている。

讃岐うどんチェーン「たも屋」アジアでFC店増やす

讃岐うどんチェーン「たも屋」アジアでFC店増やす

讃岐うどん店チェーンを運営するたも屋(高松市)は、アジア進出を加速する。2015年中をメドに、インドネシア、台湾、ベトナムにフランチャイズチェーン(FC)方式で出店する。海外に進出する日本企業の増加や、和食ブームで手軽に日本の味を楽しめる讃岐うどん店の需要がアジアで高まったと判断、海外展開に弾みをつける。
インドネシアではジャカルタ市内のショッピングモールに8月に出店。台湾は10月に開業する。ベトナムは年内にも出店する。各国・地域で店舗運営を担う企業とエリアFC契約を結んだ。たも屋はプライベートブランド(PB)で提供する専用小麦粉や香川県産の「伊吹いりこ」を使った風味豊かなだしを現地企業に供給する。調理ノウハウも指導する。たも屋は現地企業からロイヤルティー収入などを受ける。

JR東日本 訪日旅行客 アジアで開拓へ旅行2社と提携

JR東日本 訪日旅行客 アジアで開拓へ旅行2社と提携

東日本旅客鉄道(JR東日本)は7月14日、タイや中国に営業拠点を持つ旅行会社2社と業務提携すると発表した。現地の販売網を通じて、JR東日本の旅行商品を売り込み、拡大が続くアジアの訪日旅行需要を開拓する。
タイとインドネシアで事業を展開するS.M.I.トラベル(バンコク)と、JR東日本の旅行商品について共同で販促活動を展開する。ベトナムなど近隣国の旅行市場調査で協力するほか、人事交流も実施して東南アジアの消費者ニーズや営業ノウハウを共有する。中国では、現地で旅行会社を運営するETモバイルジャパン(東京都千代田区)と組み、中国限定の旅行商品のブランドを立ち上げる。

つぼ八がマレーシアに初出店 海外3カ国目

つぼ八がマレーシアに初出店  海外3カ国目

つぼ八(東京都中央区)は7月10日、25日にマレーシア・クアラルンプール(KL)に初の店舗「つぼ八パブリカ店」をオープンすると発表した。海外展開はシンガポール、タイに続いて3カ国目となる。
今回出店したのは、KLのソラリス地区の商業施設「パブリカ」内。店舗面積は約57.5坪で、個室30席を含む合計94席。増えている現地在住の日本人や華人系をメインターゲットとする。想定客単価は、昼が約850円、ディナーで約2000円と設定している。出店形態はマレーシアの取引会社によるフランチャイズ経営となる。
つぼ八は、海外ではタイに4店、シンガポールに2店それぞれ出店。また、4カ国目としてインドネシアに出店を予定しており、すでにフランチャイズ契約を締結しているという。NNAが報じた。

中国行きが8年ぶり首位に 旧盆休の関空発便

中国行きが8年ぶり首位に  旧盆休の関空発便

新関西国際空港会社は、今年のお盆休み期間中(8月7~16日)の国際線旅客数が、前年同期比22%増の51万1800人になりそうだと発表した。出発客は26%増の27万200人、到着客は19%増の24万1600人といずれも過去最高、出発客は中国の伸びが大きく、韓国を抜いて首位となる。
中国方面の出発旅客数は前年同期比81%増の7万2000人の見通し。中国が方面別で首位になるのは8年ぶりだ。2014年まで7年連続で首位だった韓国は、台湾と東南アジアに次ぐ4位になる。

東北夏祭りへ外国人集客 5県のホテル・旅館が連携

東北夏祭りへ外国人集客 5県のホテル・旅館が連携

台湾をはじめとする外国人観光客の誘致・集客に向けて、旅館とホテルの業界団体の東北支部が連携し、夏祭りの時期に外国人専用の客室を設ける。福島を除く東北5県の旅館・ホテルが7月下旬~8月上旬に計約500室を「外国人枠」として台湾の旅行会社で販売し、ツアー客を呼び込む。
2016年以降は外国人枠の客室数を段階的に増やし、東南アジア、中国などからも集客したい考えだ。日本旅館協会と日本ホテル協会の東北支部が共同で取り組む。

アシックスがインドネシアで初めての専門店

アシックスがインドネシアで初めての専門店

アシックスは7月10日、インドネシアの首都ジャカルタで初めての専門店「ASICS Grand Indonesia」をオープンしたと発表した。2日にインドにも同様の店舗を開業している。
今回ジャカルタのショッピングモール内に開設した店舗面積は約60平方㍍。アシックスブランドのランニング用シューズやウエアを扱う。アシックスは売上高の7割を海外が占めるが、アジア地域地域への出店は少なく手薄だった。

LCCスクート 日本路線拡大 3年内に那覇・新千歳

LCCスクート 日本路線拡大 3年内に那覇・新千歳

シンガポール航空系の格安航空会社(LCC)、スクートは7月9日、今後3年以内に日本路線を拡大する方針を明らかにした。那覇や新千歳といった観光都市にある国際空港への就航を目指す。
スクートは従来機より燃費効率の良い新型機ボーイング787型機を導入したことで、経営の効率化が進むと見込んでおり、余裕資金を新規路線の開設に充てる考えだ。
スクートは7月8日、日本では成田に次ぐ2番目の路線となる関西国際空港~シンガポール線で週6便の運航を開始している。

セブンイレブン 訪日客向け免税対応1000店に

セブンイレブン  訪日客向け免税対応1000店に

セブン-イレブン・ジャパンは7月9日、訪日外国人客向けの免税サービスを拡充すると発表した。免税対応の店舗数を現在の約30店から7月末までに一気に約1000店に増やす。免税手続きを短時間でできる新たなレジシステムを導入するなど、訪日外国人客や店舗スタッフの利便性を高めていく。
免税サービス対応の店舗では、店内で英語や中国語、韓国語など多言語で商品説明を表示するほか、無料Wi-Fi「セブンスポット」も導入する。店内に設置しているセブン銀行のATMは現在4言語の対応だが、2015年度中に12言語に拡大する考えだ。

オートバックス インドネシア・スラバヤに1号店

オートバックス インドネシア・スラバヤに1号店

オートバックスセブン(東京都江東区)は7月8日、インドネシア東ジャワ州の州都スラバヤに1号店「オートバックスA.R.ハキム店」を開業した。敷地面積は800平方㍍、売り場面積は244平方㍍。25台分の駐車スペースを確保しているほか、塗装・修理など行うピットを3台分設けた。商品点数は約1500アイテムそろえた。店舗は家族連れや女性などが来店しても、心地よく過ごしていただけるような高級感ある設計とした。。
オートバックスはセブンは1995年にASEAN(東南アジア諸国連)地域への進出の取っ掛かりとしてシンガポールに初出店。以来、3カ国に出店し、これまでにシンガポールに3店舗、タイに6店舗、マレーシアの3店舗開設し、今回のインドネシア出店で、ASEAN域内のグループ店舗数は13店となる