藤田観光 バンコク・ジャカルタで誘客活動本格化

藤田観光 バンコク・ジャカルタで誘客活動本格化

藤田観光は中期経営計画の柱の一つ、海外事業展開の強化を目的に、6月からバンコクとジャカルタにおいてインバウンドの誘客活動を強化するとともに、宿泊施設の出店を加速していくことを明らかにした。
バンコクおよびジャカルタにおける駐在員事務所(いずれも現地スタッフ3名を含む4名体制)開設に伴い、これまでASEAN(東南アジア諸国連合)4カ国のカバ-を目的に設置していたシンガポール法人は5月末で廃止する。これにより同社の海外拠点事務所は上海、ソウル、台北と合わせ5拠点となる。
また、同社は宿泊事業の展開強化を全体戦略の柱の一つに掲げている。2019年の年間外国人宿泊客100万人(14年実績79万人)および、2018年夏開業予定のソウル南大門ホテル計画に続く、海外事業拠点の開設をめざしている。

20年訪日外国人目標 500万人上積みし2500万人に

20年訪日外国人目標 500万人上積みし2500万人に

日本政府は東京五輪の開かれる2020年の訪日外国人旅行者について、2000万人としていた目標数値を500万人上積みし、2500万人に上方修正する調整に入った。6月にもまとめる「観光立国実現アクション・プログラム2015」に盛り込む方針だ。
円安の効果もあり、14年の訪日旅行者数が過去最多の1341万人となった。今年に入っても追い風が吹いており、4月の訪日外国人数は前年同月比43.3%増176万4000人で、3カ月連続で過去最多を更新している。これにより、15年に1500万人を突破することは確実で、20年に2000万人の目標を引き上げることが可能と判断した。
政府は目標ラインの引き上げに合わせ、2500万人の受け入れに向けた環境整備を急ぐ考えだ。アクションプログラムの中には、宿泊施設の整備促進、観光客向けの公衆無線LAN(Wi-Fi)サービスの拡充–などを盛り込む。また、出入国手続きの迅速・円滑化に向けてCIQ(税関、入国管理、検疫)の充実にも取り組む方針だ。

14年外国人へのビザ発給最多287万件、うち中国7割

14年外国人へのビザ発給最多287万件、うち中国7割

日本の外務省は5月22日、2014年に外国人に発給した査証(ビザ)の件数が、前年比54%増の287万3755件で過去最高になったと発表した。このうち中国が約205万件で全体の約7割を占めた。在外公館別の発給件数では上海総領事館、中国大使館、広州総領事館が1~3位を独占するなど、中国国内にある7つの在外公館がすべてトップ10に入った。
中国に次いで多かったのはフィリピンで約16万件。以下、インドネシア約14万件、ベトナム約10万件が続いた。円安の進行や消費税免税制度の拡充などが発給件数を押し上げたとみられる。

LCCスクート 7/8から関空~シンガポール便就航

LCCスクート 7/8から関空~シンガポール便就航

シンガポール航空傘下の格安航空会社(LCC)「スクート」は5月21日、関西国際航空~シンガポール便を7月8日から週6便就航すると発表した。うち3便はバンコク、3便は台湾・高雄経由。関空に就航するLCCは15社目。
スクートは2011年に設立された中長距離専門のLCC。日本には12年、成田空港に台北経由で就航している。今回の関空便で同社の就航都市は6か国13都市となる。

訪日花見客で4月は最多の176万人 中国から40万人

訪日花見客で4月は最多の176万人 中国から40万人

日本政府観光局(JNTO)が5月20日発表した4月の訪日外国人数(推計値)は、前年同月比43.3%増の176万4000人だった。月間として初めて170万人を上回り、3カ月連続で最多記録を更新した。国別では中国が前年同月の2.1倍の40万5800人に上り、国別で初めて40万人を超えたのが目を引く。フィリピンや米国なども過去最多だった。円安基調が続いていることと、外国人にも人気の高い桜の開花・見ごろの時期にあたり、この花見客が数を押し上げた。
観光庁の発表によると、外国人観光客に消費税が免除される免税店は、4月1日現在、全国で1万8779店となっている。1年前は5777店で3倍以上に増えている。

羽田~中国定期便が10月末から2.5倍の1日20便に

羽田~中国定期便が10月末から2.5倍の1日20便に

国土交通省は5月19日、羽田空港と中国を結ぶ昼間時間帯の定期分を10月末から、現在の1日8便から2.5倍の20便にすることで中国政府と合意したと発表した。2012年に一度合意したものの、日中関係の悪化で見送っていた分を実施する。日本側は訪日客の一段の増加による経済効果を期待している。増便は航空会社の10月末に始まる冬ダイヤからとなる。増枠分は日中双方の航空会社に均等配分する。

ホテルオークラJALホテルズ ジャカルタ進出を示唆

ホテルオークラJALホテルズ ジャカルタ進出を示唆

ホテルオークラJALホテルズは5月19日、インドネシアの首都ジャカルタにホテルを建設する意向を明らかにした。これは2020年までに同社が日本国内外で保有、運営するホテル数を100軒に増やす中期計画の一環で、現地にホテルを建設することで、グローバルホテルとしての知名度を高めるのが狙い。
同社は現在、日本に47、海外に26のホテルを運営、総客室数3255室を誇る。今後5年で海外に27軒のホテルを建設する計画で、インドネシアではジャカルタのほか、西ジャワ州バンドンや東ジャワ州スラバヤなどへの進出にも関心を示している。NNAが報じた。

フジオフード バンテン州イオンモールで2店開業

フジオフード  バンテン州イオンモールで2店開業

フジオフードシステム(大阪市北区)は5月15日、台湾・新北市に「まいどおおきに食堂 晶冠食堂」を開業した。「まいどおおきに食堂」は完全セルフサービス提供。
また、5月30日にインドネシアバンテン州のイオンモールBSD店内で「串家物語」「うちの食堂」の2店を開業する。「串家物語」の店舗面積は213平方㍍で、108席、「うちの食堂」の店舗面積は約179平方㍍、84席。

香港ドラゴン 8月から週2便で広島~香港線就航

香港ドラゴン 8月から週2便で広島~香港線就航

香港ドラゴン航空(KA)は8月16日、広島~香港線を就航する予定だ。KAは現在、香港と羽田、福岡、那覇の各路線を運航しており、広島は日本路線では4路線目。広島~香港線の使用機材はエアバスA321型機で座席数は172席。木・日曜日の週2便運航する。政府の認可取得を得て正式決定する。これが就航すれば、キャセイパシフィック航空(CX)グループとしては、日本~香港間で週152便を運航することになる。トラベルビジョンが報じた。

「東横INNプノンペン」6/19オープン

「東横INNプノンペン」6/19オープン

東横INN(東京都大田区)は6月19日、「東横INNプノンペン」をオープンする、同ホテルは世界遺産「アンコールワット」で有名なカンボジア初の東横INN。立地はプノンペン国際空港から車で約45分(朝夕の交通混雑時は1時間以上かかる場合もある)。