15年2月に関空~香港便 ジェットスターが国際線

15年2月に関空~香港便  ジェットスターが国際線

格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)は12月3日、同社で初の国際線となる関西国際空港~香港線を2015年2月28日に開設すると発表した。週3往復で始め、段階的に増便することを検討する。片道の通常運賃は5990~3万3490円。就航記念セールとして12月8日まで一部座席を片道5990円の特別価格で販売する。

中国の海外旅行1億人突破 富裕・中間層にブーム

中国の海外旅行1億人突破  富裕・中間層にブーム

中国の国家観光局は12月3日、今年1~11月に中国から海外へ出かけた観光客数が延べ1億人を突破したと発表した。年間1億人を超えたのは初めて富裕層や中間層の間で海外旅行ブームが起きている。統計を取り始めた1998年は延べ843万人だったが、16年で10倍以上に増えた。行き先の9割はアジアで香港、マカオ、台湾が多い。韓国、タイ、日本、ベトナム、シンガポール、米国も人気が高い。日本の政府観光局によると、今年1~10月に日本を訪れた中国人は前年同期比80.3%増の201万1800人となっている。

セブンイレブンが免税品対応 東京・京都の2店で開始

セブンイレブンが免税品対応  東京・京都の2店で開始

セブン-イレブン・ジャパンは12月1日、訪日外国人向けに免税対応を始めたと発表した。10月1日から免税対象品目が大幅に拡大されたことを受けたもの。まず東京都台東区の「浅草雷門前店」と、京都市右京区の「西院駅南店」の2店で始めた。今後は立地を調査したうえで、対象店舗を拡大する。

ハウス食品 壱番屋と組みカレー店 アジア事業拡大

ハウス食品 壱番屋と組みカレー店 アジア事業拡大

ハウス食品グループ本社はアジアでの外食店事業を拡大する。壱番屋と組んで中国、台湾、韓国で展開しているカレー店「CoCo壱番屋」の店舗数を、2017年末までに現在の2倍の約200店にする。日本式カレーは都市部で浸透してきており、今後は郊外など全域に広げる。

ハウス食品グループ本社は94年から中国で「CoCo壱番屋」を展開。上海、韓国、台湾の店舗運営会社へは壱番屋などと共同出資し、本社が過半を握っている。13年には同社が北京と広州に単独で会社を設立。中国では沿岸部に45店を運営している。

ミャンマーの観光収入 過去10年で5倍に拡大

ミャンマーの観光収入 過去10年で5倍に拡大

ミャンマーのホテル・観光省が11月30日発表した報告書によると、同国の観光収入は過去5年で5倍に拡大したことが分かった。複数の現地紙が報じた。2014年の観光収入は9億500万米㌦(約1072億円)となる見通しで、04年実績の1億7100万米㌦から5.3倍増となる。ホテル・観光省は11年の民政移管を経て外国人観光客が急速に増加したことが主因と分析している。11年の観光収入は3億米㌦だった。

外国人観光客数の動向をみると、今年1~10月累計で約240万人に達し、年間では政府予想の300万人に届き、04年の約50万人から6倍に伸びると予想。また、宿泊施設数は04年の787軒(2万8000室)から14年10月には1076軒(4万2000室)に4割近く増加したと指摘している。ミャンマー政府は外国人観光客の誘致に力を入れ、外国人の入国者数2015年に500万人まで増やす目標を掲げている。

HIS 東南ア事業拡大見据え店舗網拡充 海外売上高4倍

HIS  東南ア事業拡大見据え店舗網拡充 海外売上高4倍

旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は東南アジアの店舗網を拡充する。2015年10月期にタイの店舗を前期末比8割増やし、インドネシアとベトナムも5~6割増やす。東南アジアで増えている訪日旅行客の需要を開拓する。アジア事業の拡大で2020年の東京五輪までに海外売上高を3500億円と、13年10月期の4倍に増やすことを目指す。

タイでは鉄道駅を中心に約20店を出店し、15年10月末までに44店の体制とする計画。鉄道駅の整備が進んでいない地域ではショッピングモールを中心に出店する。インドネシアでは約10店を開業し25店前後に増やす。出店にあたっては現地の通信大手とも連携する。ベトナムの店舗は5割増の15~16店にする。店舗網の拡充に先立ち、約1億円を投じ海外店舗の予約・販売システムを刷新した。日本経済新聞が報じた。

牛丼「すき家」マレーシアでハラル認証取得

牛丼「すき家」 マレーシアでハラル認証取得

ゼンショーホールディングス(HD)は11月27日、マレーシアで展開する「すき家」の店舗において、日本の牛丼チェーンで初めてイスラム開発局(JAKIM)からハラル認証を取得した。ゼンショーHDはマレーシアでより多くの顧客に牛丼を楽しんでもらうため、加工工場並びに店舗のハラル認証の取得を目指してきた。その結果、加工工場は2013年7月にハラル認証を取得していた。ハラル認証を受けた醤油や現地食材をブレンドし、日本の味を再現できる調味料を開発し、店舗で使用する食材はすべてハラル認証を受けており、食材の配送はアルコールとの混載をなくすなどの対策を徹底している。アジアエックスが報じた。

高島屋 12/20から訪日外国人向け空港配送サービス

高島屋 12/20から訪日外国人向け空港配送サービス

高島屋は訪日外国人向けに、店舗から空港までの商品配送を12月20日から始めると発表した。免税店売り上げが大きい新宿店(東京都渋谷区)と大阪店(大阪市)を対象にする。各店舗の免税カウンターからそのまま購入品を発送できる。空港では1~2日後に受け取るしくみで、出国する直前まで荷物を持たずに移動できる。ヤマト運輸と組み、サービスを提供する。大手百貨店では初めて。料金はサイズによって異なるが、1件あたり1400~2600円。店頭で10万円以上買い物すれば、料金は店舗側が支払う。

ロイヤルHD、元気寿司が15年にフィリピンに出店

ロイヤルHD、元気寿司が15年にフィリピンに出店

外食チェーンのロイヤルホールディングス(HD、東京都世田谷区)と大手回転すしの元気寿司(栃木県宇都宮市)が2015年フィリピンに出店する。ロイヤルHDは1月にもマニラに「天丼てんや」の1号店を開く。FC展開で今後5年間で20店弱に増やす予定だ。「天丼てんや」の海外展開はタイとインドネシアに続き3カ国目。

元気寿司も15年8月までにフィリピンで1号店を出す。このほど現地企業とFC契約した。大手回転すし店のフィリピン進出は初めてという。所得が比較的高い層を主な顧客に据える。元気寿司は海外7カ国に約110店を展開しており、東南アジアではシンガポールやタイ、インドネシアに出店している。

コロワイド 年内にインドネシアで焼肉店「牛角」展開へ

コロワイド 年内にインドネシアで焼肉店「牛角」展開へ

外食大手のコロワイド(横浜市西区)は年内に、インドネシアの現地企業と合弁会社を設立し、焼肉店「牛角」の展開を始める。しゃぶしゃぶ店「温野菜」と合わせ5年で50店を設ける計画だ。コロワイドは51%を出資し、現地財閥マスピオングループのマリンド・ボガと合弁会社を立ち上げる。1号店はジャカルタに設ける。コロワイドは海外に約70店、うちアジアで約40店を展開する。