西武HD 訪日客誘致へ16カ国・地域で初の海外CM

西武HD   訪日客誘致へ16カ国・地域で初の海外CM

西武ホールディングス(HD)は、海外で訪日旅行のテレビCMの放映を始めた。中国や韓国のほか東南アジア諸国連合(ASEAN)など16カ国・地域で放映する。西武鉄道を利用した観光をアピールするほか、全国に拠点を持つプリンスホテルでの宿泊を呼びかける。同社が海外でテレビCMを放映するのは初めて。プリンスホテルの2014年3月期の訪日客の利用者は70万2364人と前期比38.4%増となっている。

バンドン国際空港 旅客受け入れ能力3倍に拡張

バンドン国際空港 旅客受け入れ能力3倍に拡張へ

インドネシア国営空港管理の第2アンカサプラは9月末、西ジャワ州バンドンのフセイン・サストラヌカラ空港の拡張工事を開始した。受け入れ能力を大幅に上回る利用者数の増大で、運航遅延が出ているためだ。1390億ルピア(約13億円)を投じ、現在5000平方㍍のターミナルビルを3倍強の1万7000平方㍍に拡張する。2015年末完工を目指す。これに伴い、旅客受け入れ能力は現在の年75万人から同340万人に拡大する。同空港の利用者数は、13年が246万人と受け入れ能力を大幅ビ上回ったほか、今年はさらに増加し、308万人に上る見込み。地元メディアが報じた。

シンガポール航空が旅行ガイドブックを共同発行

シンガポール航空が旅行ガイドブックを共同発行

シンガポール航空(SIA/SQ)は10月1日から、グルメや観光スポットなどを紹介する旅行ガイドブック「Your Singapore Adventure(ユア・シンガポール・アドベンチャー)」の配付を開始した。日本語版を提供する。SIAはシンガポールと日本を結ぶ路線(羽田・成田・関空・中部・福岡線)を5路線運航。今年5月に戦略的パートナーシップを締結したシンガポール政府観光局(STB)との共同発行。

STBはシンガポール通商産業省所属の政府機関で、観光促進と資源開発に従事している。SIAとSTBは400万シンガポール㌦(約3億4200万円)を投入し、日本やオーストラリア、中国、ドイツ、インド、イギリス、アメリカなどで観光とビジネス向けのキャンペーンを展開している。Aviation Wireが報じた。

GMIが西ジャワ州「サクラ・ホテル&レジデンス」公開

GMIが西ジャワ州「サクラ・ホテル&レジデンス」公開

レストラン・サクラなどを運営するグランドプリ・プリマイ社の子会社グランドプリ・ミトラ・インターナショナル(GMI、本社ジャカルタ)はこのほど、関係会社や周辺に入居する企業の関係者約80人を招き、西ジャワ州ブカシ県の複合開発地域「デルタマス」で建設中で近く完成する「サクラ・ホテル&レジデンス」を公開した。

同施設はホテル179室、サービスアパート102室などの宿泊施設のほか、ビジネスセンターなどビジネスシーンでも利用可能な施設を兼ね備えている。延べ床面積2万3500平方㍍で、1階にレストラン、地下に駐車場も完備。ホテルは10月末、サービスアパートは11月末に完成予定。地元メディアが報じた。

猿沢池近くにムスリム礼拝施設 奈良県が誘致に本腰

猿沢池近くにムスリム礼拝施設 奈良県が誘致に本腰

奈良県は、名勝・奈良公園にある猿沢池近くに、イスラム教徒(ムスリム)の観光客が利用できる礼拝室を設置することを決めた。県は2016年夏を目指して外国人観光客の交流施設を完成させる予定で、その一室に設ける。施設は興福寺の五重塔を望む好立地で、2013年8月まで営業していた旅館「猿沢荘」の建物(地上4階、地下1階)を改装して使う。交流施設は外国人客への観光案内のほか、浴衣や着物の着付け、書道・茶道の体験スペースなどを設ける予定。15年夏ごろに一部、16年夏ごろに全面オープンを目指す。

ユニクロ10年内に中国とアジアで各1000店へ アジア深耕

ユニクロ10年内に中国とアジアで各1000店へ アジア深耕

ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長はこのほど、カジュアル衣料品店「ユニクロ」の店舗を、今後10年以内に中国で1000店、アジアでも1000店に増やすことを骨子とするアジア深耕策を明らかにした。アジアで成長するため事業を見直す。「ユニクロ」は日本を除くアジアで550店を超えたが、2000店規模といえば3.6倍。この大量出店には、出店政策の見直しが必須となる。従来の都市部から地方への進出が欠かせない。これに伴い、商品および価格政策の変更が必要となる。このため、より低価格商品の開発や販売要員の育成も課題となる。

シンガポールで「初音ミク」バス 札幌市の観光客誘致で

シンガポールで「初音ミク」バス  札幌市の観光客誘致で

札幌市の観光PRのため、同市発の人気キャラクター「初音ミク」を車体にあしらったSBSトランジットの広告ラッピングバスが10月3日、シンガポールに登場した。シンガポール航空のシンガポール~札幌臨時直行便が12月~2015年1月に就航する機会に合わせて、札幌市などが実施するもので、シンガポールでも人気の高いキャラクターで若年層の取り込みを狙う。

ラッピング広告が掲示されているのはバス10台で、オーチャードロードやラッフルズプレイスなど中心地を走る。また、車内広告もすべて札幌の観光PRになっている。車体には初音ミク「SNOW MIKU 2015」のほかに、寿司やラーメン、ジンギスカンなどの名物や、観光地などの写真も加わっている。アジアエックスが報じた。

香港デモで「そごう」閉店4時間繰り上げ

香港デモで「そごう」閉店4時間繰り上げ

民主派による大規模デモが続く香港では10月3日、一部の日系百貨店が営業時間の短縮を余儀なくされるなど、日系企業の営業にも影響が出た。デモ隊が占拠する香港島の繁華街・コーズウェイベイにある百貨店「そごう」は、デモ隊が拡大して以降、閉店時間を4時間繰り上げ、午後6時に閉店している。建物近くにデモ隊の拠点があるため、顧客や従業員の安全を考慮したという。

シンガポール航空系LCCスクート 関空に15年前半就航

シンガポール航空系LCCスクート 関空に15年前半就航

シンガポール航空系の格安航空会社(LCC)スクートのキャンベル・ウィルソン最高経営責任者(CEO)は10月2日、2015年前半にも関西国際空港とシンガポールのチャンギ国際空港を結ぶ路線を新規就航させる方針を明らかにした。ウィルソンCEOは15年以降、中部空港への就航も検討する考えを示した。スクートは12年10月から成田とシンガポールを結ぶ路線を運航している。

イオンの免税店対応 15年秋までに300店に拡大

イオンの免税店対応 15年秋までに300店に拡大

イオンは2015年秋までに、訪日外国人に消費税を免税する総合スーパーを、現在の100店から3倍の300店に拡大する。外国人観光客向け5%の割引クーポンも発行する。また、10月1日から英語、中国語、韓国語の電話による通訳サービスも60店で導入した。