定食店「YAYOI」シドニーに豪州1号店開業

定食店「YAYOI」シドニーに豪州1号店開業

 定食店「やよい軒」を展開するプレナス(福岡市博多区)は6月5日、オーストラリア1号店をシドニーのブリッジ・ストリートにオープンした。店名は「YAYOI」とし、広さは257平方㍍で席数は82席。店内は木目調の落ち着いた雰囲気にしつらえている。オーストラリア産の食材を使う一方、カロリーが低く栄養のあるコメとして日本から「金芽米(きんめまい)」を持ち込んでいる。

 定食メニューの価格を2000~3000円代に設定し、高級路線で和食を売り込む。日本国内では600~800円前後の定食メニューが多いが、オーストラリアではサバの塩焼き定食が26豪㌦(約2500円)、専用メニューの「やよい御膳」は39豪㌦(約3700円)と高め。和食の魅力とともに、日本の文化も伝えたいと店内にギャラリースペースを設け、熊本県の窯元でつくられた器を展示している。

 やよい軒は、タイに119店、シンガポールに4店を展開しており、オーストラリアは3カ国目の海外進出となる。今後3年間にオーストラリアで10店程度の出店を目指す。朝日新聞デジタルなどが報じた。

 

マニラのマンダリンホテル閉鎖 20年に再オープン

マニラのマンダリンホテル閉鎖 20年に再オープン

 ホテル大手のマンダリン・オリエンタル・ホテルグループは6月4日、フィリピン・マニラ首都圏マカティ市の高級ホテル「マンダリン・オリエンタル・ホテル・マニラ」年内に閉鎖すると発表した。これによって同ホテルは解体され、38年の歴史に幕を閉じるが、不動産開発大手アヤラランド(ALI)傘下のアヤヤランド・ホテルズ・アンド・ルゾーツ(AHRC)が運営権を引き継ぎ、2020年に新装オープンする。地元メディアが報じた。

「元祖串かつ だるま」タイ・バンコクへ初出店

「元祖串かつ だるま」タイ・バンコクへ初出店

 大阪・新世界など関西圏で老舗串カツ店「元祖串かつ だるま」を運営する一門会(大阪市浪速区)は、タイ・バンコク中心部の頓ロー地区で、海外初の店舗「串かつだるま タイランド店」を出店した。主力の串カツは1串35~80バーツ(約100~240円)と、国内と変わらない価格帯に設定した。 

 同店は直営の路面店で、1~2階に96席ある。1階はすでにオープンし、2階は今秋開業する。串カツの種類は日本と同じで、ソースの“2度漬け”も禁じている。刺し身や茶漬けもメニューに加え、現地の日本人や和食に興味のあるタイ人の取り込みを狙う。

 開店初年度は7200万円の売上高を見込む。フランチャイズチェーン(FC)展開を視野に入れ、5年後をメドにタイ周辺国を含めて10店を出す計画。日本経済新聞が報じた。

中国が豪州抜き3位に 1~4月の外国人観光客数

中国が豪州抜き3位に 1~4月の外国人観光客数

 インドネシア中央統計局が6月2日発表した統計によると、4月にインドネシアを訪れた外国人観光客数は前年同月比12.41%増の72万6332人だった。この結果、今年に入り4月まですべて前年を上回り、1~4月では前年同期比10.64%増の294万7684人となった。

 国別では中国からの観光客数が豪州を抜き3位に上がった。1位はシンガポールの46万3924人、2位はマレーシアの41万3504人で、以下、4位豪州、日本は5位に落ちた。

 

KTスカイライフが韓国初の全国4K放送を開始

KTスカイライフが韓国初の全国4K放送を開始

 韓国の衛星放送事業者のKTスカイライフは6月2日、フルハイビジョンの4倍の解像度を誇る「4K」専用チャンネル「SKYUHD」を開局した。韓国ケーブルテレビ放送協会は今年4月に4K専用チャンネル「コーマックス」を開局したが、全国をカバーする4Kチャンネルは今回のKTスカイライフが初めて。電子新聞などが報じた。

タイの航空便予約がクーデター後に激減 観光業界打撃

タイの航空便予約がクーデター後に激減 観光業界打撃

 太平洋アジア観光協会(PATA)によると、5月22日にタイで軍事クーデターが起きて以後、同国への航空便予約が激減し、同国経済の10%を占める観光業界が打撃を受けている。PATAのデータによると、クーデター前の19日には1日約2万8000件の到着便予約があったのに対し、クーデター後の23日には5000件のキャンセルがあった。ロイター通信が報じた。

 タイの観光当局は軍の介入以前から政情不安で観光客が懸念を抱いているとして、今年の観光客数予想を、過去5年で最低の2630万人に下方修正していた。

ジャカルタ~スラバヤ間が複線化で2時間短縮

ジャカルタ~スラバヤ間が複線化で2時間短縮

 インドネシアの国鉄は6月1日、ジャワ北岸鉄道(ジャカルタ~スラバヤ間727㌔)の複線化工事が完工、全線開通したことを明らかにした。これにより、同区間の所要時間は最大2時間程度短縮され、9~10時間となった。鉄道貨物の需要が30%増加すると見込まれている。この複線化工事は2012年に着工し、約2000人が工事に携わり、総工費は約9兆8900億ルピア。

 国鉄は西ジャワ州チルボンから中部ジャワ州を通過しスラバヤへつながるジャワ島南部での複線化工事(総工費9兆3000億ルピア)も進める計画だが、土地収用の遅れなどで難航している。地元メディアが報じた。

JCBがバングラでカード発行 現地大手と提携

JCBがバングラでカード発行 現地大手と提携

 JCBは6月3日から、バングラデシュでクレジットカードの発行を始める。海外での発行は17カ国・地域目となる。現地の大手銀行であるプライムバンクと提携し、2~3年で数万枚を発行する。預金量の範囲内で即時決済の買い物ができるデビットカードも発行する。日本経済新聞が報じた。

 バングラデシュは約1億5000万人の人口を持ち、直近10年間は毎年5%超の安定成長を続けている。ただ、現時点ではクレジットカードの保有者は100万人強にとどまっており、今後大きな成長が見込まれる。

ココカラが中国遼寧省でドラッグストア初出店

ココカラが中国遼寧省でドラッグストア初出店

 ココカラファイン(横浜市港北区)は5月30日、3月に中国で設立した合弁会社を通じて、遼寧省でドラッグストアを初出店したと発表した。同社は3月、中国東北地方を中心にドラッグストア事業を展開することを目的に、伊藤忠商事およびアルフレッサホールディングス、成大方円医薬連鎖投資有限公司と合弁会社「遼寧康心美商業連鎖有限公司(略称;遼寧康心美)」を設立している。今回はその店舗展開の第1弾。

 中国沿岸部は、2012年にココカラファインが設立した可開嘉来(上海)有限公司により店舗展開している。一方、東北3省(遼寧、吉林、黒龍江)、河北省、山東省および内モンゴルの6地域は遼寧康心美を通じ店舗展開していく。

セブンイレブン・マレーシア上場 3年で600店出店

セブンイレブン・マレーシア上場 3年で600店出店

 マレーシア最大のコンビニエンスストア、セブンイレブン・マレーシア。ホールディングスは5月30日、マレーシア証券取引所に株式を新規上場した。公募増資などで約2億2600万㌦(約230億円)を調達し、2016年までの3年で計画する約600店の新規出店や1600近い既存店の一部の改装などに充て、競争力の向上につなげる予定。