3月の外国訪日客 中国,タイ,マレーシアなど過去最高

3月の外国訪日客 中国,タイ,マレーシアなど過去最高

 日本政府観光局(JNTO)は4月23日、3月の海外からの訪日客は前年同月比22.6%増の105万1000人となり、2013年7月に記録した100万3000人を上回り、年間を通じ単月としても過去最高を記録したと発表した。このうち、中国からの訪日客は同80.1%増の18万4200人、タイからは同58,5%増の7万1100人、マレーシアからは同74.6%増の2万3400人に達するなど、3月としてアジアの多くの国・地域からの訪日客で過去最高を更新した。

 インドネシアからの3月の訪日客は同7.2%増の1万4300人で、これにより1~3月累計で前年同期比11.8%増の2万7900人となった。

JAL バンコク・エアウェイズとのコードシェア拡大

JAL バンコク・エアウェイズとのコードシェア拡大

 日本航空(JAL)とタイのバンコク・エアウェイズは4月23日、5月7日よりバンコク・エアウェイズが運航するバンコク発着の東南アジア路線において、コードシェアを拡大すると発表した。JALは現在、バンコクを経由してタイ国内(プーケット、チェンマイ、コ・サムイ)、インドのムンバイ、モルディブのマレーの5地点でコードシェアを実施しているが、5月7日からミャンマー(ヤンゴン、ネピドー、マンダレー)、カンボジア(プノンペン、シェムリアップ)、ラオス(ビエンチャン、ルアンパバーン)、およびタイのチェンライの8地点を加え、東南アジアのネットワークをさらに拡大する。

JCB 5月からベトナムで初のプラチナカード発行

JCB  5月からベトナムで初のプラチナカード発行

 JCBは4月23日、海外事業子会社JCBインターナショナル(JCBI)がベトナム工商銀行(ベトインバンク)とベトナム航空とともに、ベトナムで初となるJCBプラチナカード発行に合意したと発表した。5月から発行を開始する。ターゲットは富裕層で、条件としては月収10万円相当が最低ライン。カードは利用に応じてベトナム航空のマイレージを貯めることができる。また、プラチナカードの保有者はベトインバンクの専用コールセンターを通じて24時間いつでもコンシェルジュサービスを受けられる。

 

日光市 旅行会社と連携し東南ア照準に外国客誘致

日光市 旅行会社と連携し東南ア照準に外国客誘致

栃木県日光市は、東日本大震災で減少した外国人宿泊客を回復させるため、アジアに現地支店網を持つ大手旅行会社と委託契約を結び、誘致活動に取り組む方針だ。シンガポールなど海外3カ国にある旅行会社の支店に宿泊をセットにした旅行商品の販売ほか、観光情報の発信などの業務を委託する。中国に加え、訪日客が急増している東南アジアからの観光需要の取り組みを強化したい考えだ。

これにより、今後1年で震災前の水準となる年間7万人台への回復を目指す。連携する旅行会社は、同市に指定業者登録しているJTB、近畿日本ツーリスト、トップツアー、日本旅行から提案を受け、企画入札で委託先を選定する。委託上限額は年間1200万円。契約期間は2015年3月末までになる。

 日光市の13年の外国人宿泊客数は前年比7.3%減の4万666人だった。前年に比べ台湾、中国、韓国からの宿泊客数が計3669人減った一方、東南アジアからの宿泊客数は2倍以上に増えた。とくにタイは2.3倍の3511人と激増。シンガポールは67.5%増の906人、マレーシアは62.1%増の504人に上った。

OISHIグループがミャンマー1号店を5月オープン

OISHIグループがミャンマー1号店を5月オープン

 日本食レストランチェーンなどを経営するタイのオイシグループ(OISHI)のパイサン副社長はこのほど、5月にビュッフェ形式のしゃぶしゃぶ店「シャブシ」のミャンマー1号店をオープンすることを明らかにした。国外では同社の飲食店としては東南アジア1号店となる。バンコクポストが報じた。

   これに先立ち、オイシグループはオイシ55%、ミャンマー人投資家によるシティー・フード45%の出資によりミャンマーで「シャブシ」を運営する合弁会社を設立している。合弁会社は1号店をミャンマーの最大都市ヤンゴンの商業施設「シティーマート」に開設し、6月には北部マンダレーにも出店する予定だ。今後はシンガポール、香港、ラオスにもフランチャイズか現地企業との合弁で出店する方針。

チュチュアンナ 5月中旬に台湾1号店オープン

チュチュアンナ 5月中旬に台湾1号店オープン

 靴下やインナー類の製造・小売り(SPA)を手掛けるチュチュアンナ(大阪市阿倍野区)は、5月に台湾の台北市内に1号店をオープンする。同社が得意とする若い女性向けファッションで、台湾市場を開拓する。1号店は5月16日に太平洋そごう百貨店・忠孝館内に出店する。品揃えは国内の既存店舗と同じで、日本で研修したスタッフによる接客サービスで顧客満足度と知名度を高める計画。チュチュアンナはすでに中国に進出しており、台湾は海外で2カ国・地域目。4月2日にグループの子会社を通じて「台湾趣趣安那」を設立している。NNAが報じた。

グルメ杵屋が上海で「信州そば処 そじ坊」開業へ

グルメ杵屋が上海で「信州そば処 そじ坊」開業へ

 グルメ杵屋(大阪市住之江区)は4月21日、上海和久美餐飲管理有限公司との間で、同社が展開するそば店「信州そば処 そじ坊」を中国の上海でチェーン展開することで合意したと発表した。1号店は早ければ5月中旬ごろにオープンするとみられる。信州そば処 そじ坊」の海外進出は米国に次いで2カ国目。

5/1~11日は観光活性化へ韓国全域で「観光週間」

5/1~11日は観光活性化へ韓国全域で「観光週間」

 韓国の文化体育観光部は5月1日から11日まで、韓国全域にまたがる初の「観光週間」を実施すると発表した。政府はじめ各自治体、民間業者が韓国観光の活性化に向け協力する。全国1168の観光施設関連業者が賛同、247の観光施設のうち景福宮をはじめとする朝鮮王朝時代の王宮や歴代の王を祀った宗廟などは入場料を半額にする。子供の日には小学生のいる家族連れの場合、国立樹木院や国立自然休養林の入場が無料になる。

 147の体験・シティーツアーも観光週間に賛同。韓国鉄道公社(KORAIL)は観光専用列車を増便し、料金を20~30%割り引くほか、シティーツアーも割引料金にする。主要リゾート地など251の宿泊施設、438の飲食店、85のショッピング・公演も観光週間に協力する。観光週間は9月25日~10月5日にも行われる予定だ。NNAが報じた。

ミニストップ パン粉の揚げたて「カリマン」人気

ミニストップ パン粉の揚げたて「カリマン」人気

 コンビニエンスストア、ミニストップが店内のキッチンで調理する、パン粉の揚げたて「カリマン」がインドネシアで大ヒットしている。インドネシアでは屋台で売っている揚げ物は人気があるが、パン粉をまぶした揚げ物は珍しく、今までにない商品として支持されているという。毎日新聞が報じた。

 塩味の具を小麦生地で包み、パン粉をまぶして店内のキッチンで揚げたのが「カリマン」で、ビーフカレーとスパイシーチキンの2種類。価格は1個8000ルピア(約80円)。一般的な屋台の揚げ物(2000ルピア)に比べると高級品だ。しかし、同国の食文化のポイントを押さえた展開が奏功している。というのは、インドネシアの屋台では焼き鳥や揚げ物にソースを付けて食べる習慣がある。そこで「カリマン」も、ミニストップの特徴である店内に設けられた飲食スペースで、トマトやチリ味などのソースを無料提供しており、これも好評の理由だという。

 ミニストップの海外進出は1990年から進められ、現在6カ国に約2300店を展開。インドネシアへは2013年に進出、店内調理と、日本国内と同様、店内に飲食スペースを設けるスタイルで店舗展開している。