エーザイ(本社:東京都文京区)は6月10日、アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、承認の一部変更が米食品医薬品局(FDA)に受理されたと発表した。今回承認を目指す継続投与は、レカネマブを2週間に一度投与する初期投与を一定期間実施した後、投与頻度を月に1度に減らして治療を継続するもの、投与を中止すると、Aβ(アミロイドベータ)の蓄積が始まることが治験で確認されており、エーザイは継続投与が必要とみている。
SOMPOとRIZAPが提携”ウェルビーイング”実感社会実現へ
SOMPOホールディングス(本社:東京都新宿区)とRIZAPグループ(本社:東京都新宿区)は6月7日、両社が掲げる「誰もがウェルビーイングを実感できる社会の実現」に向け、資本業務提携を締結したと発表した。RIZAPグループおよびRIZAPがSOMPOホールディングスに対し第三者割当増資を実施。これにより、SOMPOホールディングスのRIZAPグループへの出資比率は4.87%となるほか、RIZAPは200億円の払い込みを受け、SOMPOホールディングスの出資比率は23%となる。
両社は①SOMPOグループの国内の顧客基盤(約2,500万人)に向けたchocoZAPの利用促進等、RIZAPグループ会社の商品・サービスの浸透に向けた各種施策の実施②RIZAPグループの顧客層(約120万人のchocoZAP会員)へのSOMPOグループ会社の商品・サービスの浸透に向けた各種施策の実施③SOMPOが展開している介護事業、ヘルスケア分野等におけるRIZAPの事業活用も含めた協業の促進ーなどを行う。
これらを通じて両社は、すべての人が安心して、心身ともに健康な生活が送れる社会の実現を目指し、多方面での協業を推進していく。
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モディ首相3期目就任 連立与党に配慮, 内政に軸足も
総選挙の結果、引き続きインド国政を担うことになったインド人民党(BJP)のモディ氏は6月9日、首都ニューデリーの大統領官邸で就任宣誓式に臨み、3期目の首相に就任した。連続3期目入りは、初代首相のネール氏以来。任期は5年。
インドはこの10年、モディ政権のもとで飛躍的な成長を遂げた。半面、①農村部を中心に格差社会が拡大した②若年世代をはじめ失業率が高いーなどの指摘もある。それらが批判票となって、総選挙でBJPが議席の単独過半数を割り込んだ主要因だった。内政への不満が表面化した。
このため、3期目の”舵取り”を担うモディにとっては、過去10年とは異なり外交面だけでなく、連立を組む地域政党に配慮しつつ、内政に軸足を置いた運営が求められる。