MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損保およびMS&ADインターリスク総研と、日本モビリティの3社は1月22日、群馬県前橋市内で2月5日から実施される自動運転レベル4による路線バスの営業運行に向けた実証実験に参画すると発表した。実施期間は2月5日〜2月29日。上毛電鉄 中央前橋駅〜JR前橋駅間の往復(片道1km)。約1カ月間の安定運行と社会受容性の向上を検証する。
小惑星リュウグウに彗星塵が衝突した痕跡を発見
東北大、立命館大、京大、東大の研究チームは1月22日、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から回収した岩石粒子分析の結果、小惑星表面に彗星の塵が衝突してできた溶融物を発見したと発表した。そして、この溶融物は彗星の塵とリュウグウの構成物が高温で融けて混ざり合うことで生成したことが分かった。
溶融物は、リュウグウの主成分であるケイ酸塩ガラスでできており、ガラスの中には小さな球状の硫化鉄粒子や気泡が含まれていた。また、リュウグウの主成分の含水ケイ酸塩鉱物と彗星の塵が混ざりあった化学組成を持っていた。これらのことから衝突した彗星の塵の中には有機物が含まれていたと考えられ、生命の起源物質を含む小さな塵が宇宙から地球軌道付近に飛来していたことが分かった。
テーマ「愛の讃歌」フランス 大阪・関西万博パビリオン
90鉢の梅の盆栽一堂に集め 滋賀・長浜で第73回盆梅展
花粉飛散 今年は1月下旬から 暖冬で平年より早く到来
ウェザーニューズの予想によると、今年の花粉飛散は暖冬に影響で全国的に開始時期が平年より早まる。医療機関などではすでに花粉症を訴え受診に訪れる人も少なくない。
1月下旬には九州、中国、東海、関東の一部でスギ花粉が飛び始め、2月上旬には西日本と東日本の太平洋側を中心として広範囲に広がる。2月中旬には北陸、東北南部、下旬から3月上旬に東北北部でも花粉の飛散が始まる。
飛散量は広範囲で昨年を下回るが、平年比では全国平均で125%、近畿から東北は平年をやや上回る。九州南部と中四国は平年並みの場所が多い。昨年の飛散量が記録的に少なかった北海道は、反動で昨年の約6倍の予想となっている。ピークはスギが2月中旬、ヒノキが3月中旬から迎えるとしている。
能登半島地震「災害廃棄物」石川県内で80.6万㌧ 復旧阻む
名古屋大学減災連携研究センターの推定によると、今回の能登半島地震の家屋倒壊等に伴う「災害廃棄物」が石川県内で80万6,000トンに上ることが分かった。自治体別では、被害が甚大だった珠洲市だ最も多く28万2,000トン。これは2021年度の同市の一般ごみの量(4,360トン)の約64年分に相当する。以下、輪島市は20万1,000トン、能登町は11万9,000トン、穴水町は6万3,000トンでそれぞれ2021年度の約17〜22年分にあたるという。
家屋の倒壊がれき、家具・家電、畳など生活用品などの廃棄物の処理は復旧作業や被災者の生活再建に欠かせない。がれきやごみが各所で、住宅地や路上に放置されたままでは工事車両の通行の妨げになる。衛生環境維持のためにも早期に解消する必要がある。
インドネシアのイオンモールに双日と太陽光発電設備
イオンモール、双日は1月19日、再生可能エネルギー電力の活用によるCO2排出量削減に向け、双日の持分適用会社、PT SURYA NIPPON NUSANTARA(以下、SNN社)を通じて、インドネシア1号店「イオンモールBSD CITY」に屋根置き太陽光発電設備を導入、2024年1月中に稼働すると発表した。
今回の取り組みでBSD CITYの屋上に総面積4,244㎡、年間発電容量計1,161MWhの太陽光発電パネルを設置する。これにより、年間CO2排出量約712トンの削減を見込む。さらに同国で建設中の5号店「イオンモール デルダマス」でも、SNN社を通じて屋根置き太陽光発電設備の設置を勧めている。