パナソニック 中国にオートモーティブ事業統括法人

パナソニックオートモーティブシステムズ(本社:横浜市)は2月10日、中国におけるパナソニックのオートモーティブ事業を統括する「松下汽車電子系統有限公司」(所在地:上海市浦東新区)を設立し、運営を開始すると発表した。新会社の資本金は1.82億元で、松下電器(中国)有限公司が全額出資する。操業開始は4月1日。
新会社は同社グループの持つ幅広い車載商品群、技術基盤や調達力を強みとし、一方で開発販売機能を持つ中国オートモーティブ事業統括本社として、中国市場に最適な事業および商品の戦略立案機能と開発力を強化していく。

大塚製薬,豊田通商 ペットボトルのリサイクルで連携

大塚製薬(本社:東京都千代田区)、豊田通商(東京本社:東京都港区)、徳島県鳴門市の3者は2月10日、ペットボトルの水平リサイクル「ボトル to ボトル」を推進し、持続可能な社会を実現することで、9日に資源循環のための連携協定を締結したと発表した。
自治体から排出される使用済みペットボトルをリサイクルし樹脂として再生し、ペットボトルの原料として利用する水平リサイクルを進める。回収から製造、販売まで3者が包括的に連携し、資源の有効利用を推進することで、持続可能な環境、経済、社会の実現を目指す。

ダルビッシュ有 パドレスと6年の長期契約

米大リーグのサンディエゴ・パドレスと2028年シーズンまで契約を延長したダルビッシュ有投手(36)が2月10日、本境地サンディエゴで記者会見し、「自分の年齢で6年契約というのは本当にないこと。光栄に思う」と球団への感謝の弁を述べるとともに、チームのメンバーと一緒に、「ワールドシリーズ制覇」を目標に掲げた。
米メディアによると、年俸総額は1億800万ドル(約142億円)で、この契約が満了するときは42歳になる。

「TGC 和歌山 2023」に8,000人 関西で初開催

国内最大級のファッションイベント、東京ガールズコレクション「TGC 和歌山 2023」が2月11日、和歌山市の多目的ホール、和歌山ビッグホエールで開かれた。「A brand-new journey〜新しい旅〜」をテーマに、人気モデルによるファッションショーとアーティストのライブなどの構成で、詰めかけた約8,000人とともに盛り上がった。
オープニングのファッションショーのトップを務めたのは大阪府出身の俳優・モデルの中条あやみさん。白の衣装に身を包み、ランウェイに登場。他のモデルらが続いた。池田美優(みちょぱ)さん、ゆうちゃみさん、同県出身のタレント、岡本玲さんらの顔もあった。
東京ガールズコレクションはこれまで地方都市では静岡、富山、広島、北九州、熊本の各市で開催されており、今回が6カ所目。関西地方では初めてだった。

全国の1年以上”通行止め”の橋265カ所 NHK調べ

NHKが行った調査によると、国が義務付けた点検で緊急の老朽化対策が必要とされた橋のうち、1年以上”通行止め”が続いている橋が全国で265カ所に上ることが分かった。
調査は2022年12月時点で、「緊急に対応が必要」と判定されたもののうち、「未対応」の全国343の橋について実施した。
通行止めの期間をみると、5年以上の橋が132カ所、10年以上が34カ所、20年以上が7カ所あった。最も長いものでは37年にも及んでいた。
通行止めとしている理由を自治体に聞くと、「橋の数が多く手が回らない」が96カ所、「対応する費用が不足している」が80カ所、「地域住民との合意形成ができていない」が42カ所となった。
関西地区(2府4県)についてみると、”通行止め”が1年以上続いている橋は21カ所だった。この内訳は奈良県が18カ所、大阪府が2カ所、和歌山県が1カ所となっている。

東急不など12社 営農型太陽光発電事業拡大で連携

東急不動産(本社:東京都渋谷区)など12社は2月10日、営農型の太陽光発電施設「ソーラーシェア」事業拡大で連携すると発表した。埼玉県東松山市でソーラーシェアを中心とした、農業と再生可能エネルギーを両立する実験施設『リエネソーラーファーム東松山』で実証実験を開始する。
このプロジェクトに参画するのは東急不動産ほか、リエネ(本社:東京都渋谷区)、エクシオグループ(本社:東京都渋谷区)、オムロンソーシアルソリューション(本社:東京都港区)、佐勇(本社:東京都港区)、ジンコソーラージャパン(本社:東京都中央区)、ふみさん農園(所在地:埼玉県東松山市)、丸紅メタル(本社:東京都千代田区)、ユー・シー・エル(本社:東京都渋谷区)、リニューアブル・ジャパン(本社:東京都港区)、JDSC(本社:東京都文京区)、Sungrow Japan(本社:東京都千代田区)の12社。
ソーラーシェアは、太陽光発電設備を設置した地面を農地として活用するもの。この事業を展開・普及するため、運営の手法の研究や、最適な発電量を確保するための検証、作物の収穫高や栽培品質に影響の少ない営農の実証など様々な実証実験行う。

日本製鉄 大型高炉実機用い高炉水素還元の実証実験

日本製鉄は2月9日、東日本製鉄所君津地区の第2高炉で製鉄所内発生水素をベースとした水素系ガス吹き込み技術の実証試験を開始すると発表した。2026年1月からの実証試験開始に向け、水素系吹き込み技術の実証設備導入に着手する。
4,500㎥の大型高炉実機を用いた高炉水素還元の実証試験は、世界的にみても初めての先進的な取り組みになるとしている。

西鉄 ディーゼルバスEVバスに改造 台湾RACの指導で

西日本鉄道は2月9日、既存のディーゼルバスのエンジンを外し、専用電池を取り付け電気自動車(EV)に改造する作業を公開した。改造は台湾の大手EVバスメーカー、RACの技術者を招き、西鉄車体技術(所在地:北九州市)で実施している。
改造費用は約2,700万円で、新車のEVバスを購入したり、海外でバスを改造するよりも割安という。改造後はフル充電で130kmほど運行できるという。
改造EVバスは走行試験の後、4月から福岡市内で運行する予定。西鉄では2030年までに保有するバスの2割程度にあたるおよそ600台をEVに転換することを目標にしている。