ANAと豊田自動織機「レベル4」で羽田空港で自動運転試驗

全日本空輸(ANA)と豊田自動織機は7月16日、羽田空港で特定の条件下で運転を完全に自動化する「レベル4」の車両の試験運行を始めたと発表した。同日、羽田空港で自動運転車両を公開。貨物を牽引するトーイングトラクターが東貨物地区と第2ターミナルの約2kmを無人で走行した。この試験運行はすでに7月1日から始めており、19日まで続ける。今回の試験運行で課題を洗い出し、ANAは2025年内に羽田空港で実用化する。

中国1〜6月自動車輸出台数30.5%増の279万台, PHEV大幅増

中国汽車工業協会(CAAM)のまとめによると、2024年上半期(1〜6月)の自動車輸出台数は前年同期比30.5%増の279万3,000台だった。このうち乗用車は31.5%増の233万9,000台、商用車は同25.7%増の45万4,000台。新エネルギー車(NEV)の輸出台数は同13.2%増の60万5,000台だった。うち電気自動車(EV)は同2.3%減の47万8,000台②とどまり、前年を下回った。こうした中、目立ったのがプラグインハイブリッド車(PHEV)で、2.8倍と大幅に増えた。

太平洋・島サミット 7/16開幕 16カ国・地域の首脳らが参加

南太平洋島しょ国の首脳らが集まる「第10回太平洋・島サミット(PALM10)」が7月16日、東京都内で開幕した。日本が主催し、パラオなど16カ国・地域の首脳らのほか、オーストラリアとニュージーランドの閣僚級が参加している。南太平洋は米国と中国の対立の最前線となっている地域。中国は近年、これらの国々へ急接近、インフラ整備などで関係を強化している。日本は海洋安全保障など7分野の支援を通じて関係強化を図る。

クロマグロ 大型魚の日本の漁獲枠1.5倍に 国際会議で合意

北海道釧路市で7月10日から開かれていた、太平洋クロマグロの資源管理を話し合う太平洋マグロ類委員会などは7月16日、資源量の回復を受け、30kg以上の大型魚の2025年以降の日本の年間漁獲枠を、現行の1.5倍に拡大することで合意に達した。年末に開く年次会合では正式に決定する。実現すれば3年ぶりの上限引き上げとなる。日本、米国、韓国、島しょ国など26カ国・地域が参加している。

関空の発着枠 25年春以降1時間45回→60回へ3割増やす

関西エアポートが運営する関西国際、大阪国際(伊丹)、神戸の3空港の役割を議論する「関西3空港懇談会」は7月15日、兵庫県や大阪府などの地元自治体が、国土交通省が示した新飛行ルートに合意した。これにより、関空では2025年春以降、1時間あたりの発着回数の上限が現状の45回から約60回へ3割増える。好調なインバウンド需要や万博を見据え、関空の出発・到着便でそれぞれ2本ずつ新ルートを設け、処理能力を向上させる。

中国4〜6月GDP4.7%増 1〜3月から伸び縮小, 消費冴えず

中国国家統計局が7月15日発表した4〜6月の実質国内総生産(GDP)は前年同期比4.7%増にとどまり、伸びは1〜3月の5.3%増から0.6ポイント縮まった。生産や輸出が牽引したが、消費が冴えなかった。不動産不況など内需の低迷が長引き、先行きへの不安感が再び増している。

中国6月新築住宅価格 主要都市の91%で下落 いぜん低迷

中国国家統計局が7月15日発表した6月の主要70都市の新築住宅価格動向によると、前月比で全体の91%にあたる64都市で価格が下落した。下落した都市は5月から4都市減ったが、まだ90%以上の都市で住宅価格が低迷状態にある。しかも13カ月連続で半数を上回る都市で値下がりが続いている。

世界4〜6月スマホ出荷6.5%増 24年はAIスマホが19%占める

米調査会社IDCのまとめによると、2024年4〜6月のスマートフォンの世界出荷台数(速報値)は前年同期比6.5%増の2億8,540万台だった。この結果4四半期連続の増となったが、価格帯の2極化が進んでいる。今後はスマホでも生成AI(人工知能)機能を搭載した「AIスマホ」が市場を牽引し、2024年年間では市場全体の19%を占めると予測している。

古江彩佳 海外メジャー初V 終盤で逆転 日本女子4人目

女子グルフのメジャー第4戦、エビアン選手権は7月14日、フランス南東部のエビアンのエビアン・リゾートGC(パー71)で、最終ラウンドが行われ、首位と1打差の21位から出た古江彩佳(24)が逆転優勝し、初のメジャータイトルを手にした。終盤の連続バーディ、イーグルは圧巻だった。メジャータイトルは、日本勢の女子としては樋口久子さん、渋野日向子選手、笹生優花選手に次いで史上4人目。