マツキヨココカラ グアムに海外事業会社設立

マツキヨココカラ&カンパニー(本社:東京都文京区)は12月16日、ドラッグストアを開店・運営するための事業推進を目的として、米国の準州グアムに子会社「MATSUMOTOKIYOSHI GUAM Co.,LIMITED」(予定)を設立すると発表した。資本金は20万米ドル(予定)。同社が全額出資する。2023年1月末設立する予定。

日本 ジョージアに5億円消防機材供与で防災支援

日本政府は、ジョージアの消火活動を支援するため、5億円の消防機材を供与、無償資金協力する。
ジョージアは国土の4割近くが森林で、急峻な地形と消防車の多くが旧式のものであることから、十分な消火活動ができないという問題を抱えている。気候変動の影響で森林火災が増えている中、防災環境への対応が喫緊の課題となっている。
今回ジョージア政府に対し、日本企業製品の消防車(30mのはしご車および4,000㍑の水槽付きポンプ車)を供与する。

ASEANなど海外進出日系企業の業績回復 賃金上昇

日本貿易振興機構(ジェトロ)は12月15日、「2022年度 海外進出日系企業実態調査(アジア・オセアニア編)」の結果を発表した。
2022年の営業利益見込みについて、黒字企業の割合は全体で65.6%と前年(63.0%)から上昇、新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年(65.5%)の水準まで回復した。インド(71.9%)の黒字企業の割合は前年に続き上昇した。インドネシア(73.2%)、シンガポール(73.5%)は前年比それぞれ9.8ポイント、7.1ポイント上昇し、新型コロナ前の2019年を上回った。
アジア・オセアニア全地域・全業種の共通の経営課題として挙げられたのが、賃金および調達コストの上昇。「従業員の賃金上昇」は70.9%と最多となった。次いで「調達コストの上昇」で69.0%となり、コスト上昇による業績への圧力の高さがうかがわれる。調査対象国は中国、香港、マカオ、台湾、韓国、ASEAN10カ国、インド、バングラデシュ、パキスタン、スリランカ、オーストラリア、ニュージーランド。
調査は8月22〜9月21日、アジア・オセアニアの日系企業1万4,290社を対象に、オンライン配布・回収を行い、4,392社から有効回答を得た(有効回答率30.7%)。

世界の23年広告費3.8%増に鈍化 インフレ,消費低迷で

電通グープが12月16日発表した2023年の世界の広告市場の成長予測によると、2022年比3.8%増の7,409億ドル(約101兆円)を見込む。成長率は2022年に比べて鈍化する。世界的な資源高、エネルギー高を受けた記録的なインフレや、それに伴う金利上昇により、個人消費が落ち込むとみられるため。
媒体別にみるとデジタル広告が7.2%増の4,228億ドル、テレビ広告が0.2%増の1,827億ドルを見込む。このほか、新聞広告や雑誌広告は減少する見通し。

鹿児島・出水平野 ツルの飛来ピーク 鳥インフル懸念

国内最大のツルの越冬地として知られる鹿児島県・出水平野でナベヅルやマナヅルの飛来がピークを迎えている。早朝と夕方にはツルたちの編体飛行が見られる。そんな中、今季とくに憂慮されるのが鳥インフルエンザの猛威がツルたちを襲っていることだ。
出水平野には近年、毎季およそ1万5,000羽が飛来する。環境省によると、中でも絶滅危惧種のナベヅルは全世界の個体の9割にあたる8,000〜10,000羽が集まる。大自然を背景に、数千羽のツルたちが飛行する姿を眼前に見られるのは圧巻だが、死と隣り合わせの危うさを思うと、見守るしかない身の無力さを感じさせられる。

大阪市とパナソニックC スマートシティ実現で連携

大阪市とパナソニックコネクトは12月15日、「スマートシティの実現に向けた画像解析技術の利活用にかかる連携協定」を同日、締結したと発表した。顔認証技術やAIカメラをはじめとする画像解析技術の利活用の可能性等を追求するため。
同協定の第一弾として「OSAKA光のルネサンス2022」実施会場での人流検知・通過者カウントの共同実証実験を行う。

IHI マレーシアでグリーンアンモニア事業の検討開始

IHI(本社:東京都江東区)は12月15日、マレーシア国営石油ガス会社Petroliam Nasional Bhd(ペトロナス社)の子会社で、同社のクリーンエネルギー事業を担うGentari(ジェンタリ)Hydrogen Sdn.Bhd.(以下、GHSB社)と、マレーシアで再生可能エネルギー由来のグリーンアンモニア製造・販売の事業性を検討・調査する覚書を締結したと発表した。
太陽光発電の適地である「マレーシア・ジョホール州を候補地としてグリーンアンモニアを製造し、発電・船舶用燃料供給を目的とした現地での利用および日本・アジア市場への輸出を行う、アンモニア販売事業を検討する。2023年初頭まで事業性評価を行った後、2026年の商業プラント完成および運転開始を目指す。

関西企業の宿泊・飲食業は大幅改善 日銀大阪支店

日銀大阪支店は12月14日、関西企業を対象に実施した企業短期経済観測調査(短観)の結果を発表した。新型コロナウイルスの影響が緩和したことから、宿泊や飲食などを含む非製造業の景気判断を示す指数は5ポイント改善し、3期連続で改善した。
業種別でみると、「宿泊・飲食サービス」の改善幅は17ポイント、レジャー施設などを含む「「対個人サービス」は21ポイント改善した。これに対し、製造業の景気判断は前回から横ばいのプラス1ポイントにとどまり、「化学」や「非鉄金属」では指数が悪化している。
タクシー業界は人手不足が表面化しており、随時採用を繰り返している。ホテル業界も人員の補充が難しく、スタッフが時間帯に分けて、複数の業務を掛け持ちし業務をこなしているほか、ロボット導入しているケースも少なくない。
この短観は3カ月毎に行われる調査で、日銀大阪支店」が関西のおよそ1,400社を対象に11月10日〜12月13日までに実施。

商船三井・東急ホテルズ 外国人人材採用で支援協業

商船三井と東急ホテルズは12月14日、東急ホテルズが展開するホテル事業で外国人人材採用に関するコンサルティング業務提携契約を締結したと発表した。この提携に基づき、ホスピタリティ産業において課題となっている人材の確保や育成を、商船三井が外国人船員教育で長年培った経験と知見を活かし、支援する。