警察庁 25年DV相談9万8,298件 22年連続増

警察庁は3月19日、配偶者などからの暴力(DV)の2025年の相談件数は前年比3.5%増の9万8,298件に上り、DV防止法が施行だれた2001年以降で最多だったと発表した。増加は22年連続。被害の約3割が男性だった。
事件として警察が摘発したのは前年比0.7%減の8,358件。暴行と傷害が約9割を占め、殺人、殺人未遂は計128件だった。保護命令違反での摘発は88件。
虐待の疑いで警察が児童相談所に通告した18歳未満の子どもは前年比0.2%増の12万2,588人だった。摘発件数は同2.2%減の2,592件。事件化した虐待の被害児童数は同2%減の2,647人。いずれも過去2番目に多く、被害が高止まりしている。

トヨタと千代田化工 29年から水素製造装置量産

トヨタ自動車と千代田化工建設は3月17日、水を電気分解して水素をつくる装置を2029年から量産することを明らかにした。東京ビッグサイト(所在地:東京都江東区)で同日始まった展示会「水素・燃料電池展」で発表した。出力は5,000kwと2万kwの2種類。
トヨタ本社工場(所在地:愛知県豊田市)でこのほど実証機が完成し、5月頃から本格稼働する予定。

訪日客 2月の過去最多346万人 韓・台大幅増

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、2月の訪日外国人客数は前年同月比6.4%増の346万6,700にんで、2月としては過去最大となった。
国・地域別にみると、最も多かった韓国が28.2%増の108万6,400人、台湾が36.7%増の69万3,600人だった。ただ、中国は45.2%減の39万6,400人で、3カ月連続のマイナスとなった。

日本製鉄のUSスチール買収 官民9,000億円融資

日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収を巡り、大手銀行などが近く官民合わせ約9,000億円を融資することがわかった。国際協力銀行(JBIC)が5,500」億円程度、三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクを中心とする民間が3,500億円程度を融資する。
この結果、公表済みの劣後ローンや新株予約権付き社債(転換社債)と合わせて2兆円を確保。2025年6月に完了したUSスチール買収の約141億ドル(約2兆円)の所要資金調達が完了した。

イスラエル イラン政策の要, ラリジャニ氏殺害

イスラエルは3月17日、イランの国防・外交政策を統括する最高安全保障委員会(SNSC)のアリ・ラリジャニ事務局長を殺害したと発表した。同氏は、故ハメネイ師の側近で、イランの各機関の調整や各交渉も担う実務者トップで、政策の要だった。同氏を失ったことは、発足したばかりの新体制には大きな打撃とみられる。

アラスカ産原油の増産協力へ 日米首脳合意か

日米両政府が3月19日に予定されている日米首脳会談で、アラスカ産原油の増産に向けた協力について合意する方向で調整していることがわかった。日本側が投資資金を出し、増産分も買い取る案がある。
トランプ大統領はかねてアラスカ産原油の増産の意向を示しており、日米間税合意に基づく5,500億ドル(約87兆円)の対米投資の案件として浮上している。アラスカ産原油は日量40万バレル生産している。
現在日本が輸入している原油の9割超は中東産が占めている。今回のホルムズ海峡の封鎖で、原油調達先の分散化・多極化が改めて大きな課題となっている。

春告げるイカナゴ漁解禁, 1㌔1万円超でも行列

春の訪れ告げるイカナゴのシンコ(稚魚)漁が3月17日、主要漁場の兵庫県の播磨灘で解禁された。
近年厳しい不漁が続く中、この日の水揚げも350kgdeで、昨年の2倍だったが、漁業関係者にとっては低調な手応えにとどまった。それでも旬の「くぎ煮」を味わいたい買い物客らは、小売店頭で入荷待ちで列をなした。明石市の林崎漁港での初競りでは、1籠(約25kg)約13万円(昨年約20万円)の値が付いた。
初日の水揚げが引き続き低調だったことから播磨灘におけるイカナゴ漁は17、18日の2日間で終了した。また、大阪湾におけるイカナゴ漁は、今年は休漁となっている。