エア・ウォーター 4月から札幌市内で水素ステーション稼働

産業ガス大手のエア・ウォーターは3月25日、4月から札幌市内で水素ステーションの営業を本格的に始めると発表した。北海道苫小牧市で製造した化石燃料由来の「グレー水素」を水素ステーションに供給する。バスやトラックなど商用の大型燃料電池車(FCV)にも水素を充填できる定置式水素ステーションは道内では初めて。
FCバスは1日あたり14台、一般的な乗用車では同70台に水素を充填可能という。ただ現在、札幌市内にはFCVが30台程度で、1日あたりの利用は2〜3台にとどまるとみている。

賃上げ実現に向け東京労働局で”地方版政労使会議”開催

賃上げの実現に向けて1月29日、東京労働局で厚生労働省が推奨する政界・労働界・経営者団体の”地方版政労使会議”が開かれた。この会議には東京都の小池知事のほか、連合東京、経済団体の代表などおよそ30人が参加した。
会議では、中小企業の中には人材を確保するため、いわゆる企業防衛的な賃上げを行わざるを得ない状況に置かれている企業もあるとの課題が挙げられた。また、賃上げの実現に向けては、適正な価格による取り引きの徹底や、業務の効率化による生産性の向上、価格転嫁の交渉への支援が必要ーーなどの意見が出された。