カンボジアと人材育成柱に経済協力 関経連使節団
関西経済連合会の使節団は2月19日、ミャンマーに続く2カ国目の訪問先、カンボジアの首都プノンペンで、商業省や地元経済団体の幹部らと相次ぎ会談した。関経連として同国を訪問したのは初めて。人材育成を柱に経済的な協力を深めることで合意した。スン・チャントル商業相は、法人税を20%に抑えるなど、投資環境を整えていることを強調し、今回の訪問を機に「日本からの投資が多く集まることを期待している」と述べた。
また、カンボジアの国内産業の成長に関して「農産品や天然資源の加工技術が国内に乏しい」という課題を挙げ、技術支援や人材育成などの協力を使節団に呼び掛けた。森会長は「双方が発展する関係を築き上げていきたい」と関係強化に意欲を示した。このほか、地元の企業経営者らでつくる「カンボジア経営者企業協会連盟」の幹部らと懇談。人材育成への協力を中心とした協力合意書を締結した。