北海道がフィリピン・マニラ首都圏で初の水産品売込み
北海道経済部の国際経済室が、フィリピン・マニラ首都圏タギック市で初の水産品プロモーションイベントを開催した。商談会とセミナーにはレストラン経営者を含む50人弱が参加し、ホタテやイクラなどを試食するとともに、ホタテ、ボタンエビ、イクラ、タラバガニ、タコの品質と調理方法が紹介された。
北海道からフィリピンに輸出される水産品の輸出額は2013年に前年比5割増を記録したものの、金額はわずか約3000万円にとどまっている。同じ13年のベトナム向けの87億9000万円、タイ向けの17億5000万円と比べると極めて少ないことがわかる。フィリピンの人口が1億を超え、若年層も多いことから、5~10年後を見越して今からアピールし、当面水産物を中心に貿易を拡大、需要の掘り起こしにつなげたいとしている。NNAが報じた。