総選挙を1年後に控えKPUが議員候補名簿の受付開始
2014年4月9日投開票の総選挙を1年後に控え、総選挙委員会(KPU)は4月9日、政党が作成する議員候補名簿の受け付けを開始した。22日まで受理し、審査を経て5月5日までに候補者を確定する。今回は、これまでの政党の乱立から少数厳選への潮流を受けて、1998年のスハルト独裁政権崩壊以降、4回目の選挙で最小となる12党と地方政党3党が参加。中央・地方政治のすう勢を一挙に確定するインドネシアの、誕生してまだ16年目という若い民主主義の祭典が始まる。
全国33州で人口に応じた選挙区を割り振り、国会議員、州、県、市の地方議会、地方代表議会(DPD)の議員を同時に選ぶ。KPUが得票を基に国会・地方議会の議席を各政党に振り分け、得票数が多い候補順に当選する非拘束名簿方式が採られる。国会には得票率が2.5%に満たない政党は議席配分を受けられない「足切り規定」があり、09年に国会議席を得たのは9党で、35党が落されている。