外貨準備高が3カ月連続減少 利上げの見方も

外貨準備高が3カ月連続減少 利上げの見方も
 インドネシア中央銀行が発表した3月末の外貨準備高は1048億米㌦(約10兆3300億円)だった。前月末に比べ3億8300万米㌦減少した。外貨準備高が過去最高だった2011年8月末の1246億3800万米㌦と比較すると、3月末は15.9%の縮小となる。前月を下回ったのは3カ月連続。ルピア安が進む中、石油・ガス輸入の外貨需要が増加しているためだ。これに伴い、市場関係者からは中銀が海外資金の流入を促すため、利上げに踏み切るとの見方が出ている。
 中銀は政策金利を昨年2月から過去最低水準の5.75%に維持している。4月8日の為替相場は1米ドル=9756ルピアで、ルピアは下落基調にある。