インドネシア中銀0.25%利上げ インフレ抑制に先手

インドネシア中銀0.25%利上げ   インフレ抑制に先手

インドネシア中央銀行は11月18日、臨時の理事会を開き政策金利を0.25%引き上げ7.75%とすることを決めた。利上げは2013年11月以来。同国政府は18日付でガソリンや軽油の公定価格を3割強引き上げており、インフレ圧力が急速に強まることに対応した。中銀のアグス・マルトワルドヨ総裁は理事会後の記者会見で、市場関係者にとって想定外の今回の利上げの目的について、「燃料値上げ後のインフレを制御するためだ」と語った。景気や企業投資には逆風だが利上げによる金融市場の安定を優先する。