成長率5.8%目標 15年補正インフラ整備に予算シフト
インドネシアのジョコ政権は2015年の補正予算案で①国際原油価格の値下がり分計10兆ルピアの財政赤字削減効果②補助金付き燃料値上げによる100兆をルピアを超える予算捻出③税務総局の徴税能力の強化による税収増④会議・出張費などの経費削減–などにより、財政赤字を縮小するとともに、捻出した予算をインフラ整備などに回し、経済成長率5.8%を目指す。バンバン財務相がこのほど地元メディアに明らかにした。主なものをみると、徴税能力強化により、600兆ルピアの税収増を目指すほか、補助金付き燃料値上げで捻出した100兆ルピアを超える資金のうち85兆7000億ルピアをインフラ整備に回す。また、52兆3200億ルピアだった社会保障費に8兆1400億ルピア増額する。