インド成長率16年に中国超え ゴールドマン・サックス
ライブミント(電子版)などによると、米金融大手ゴールドマン・サックスはインドの国内総生産(GDP)が2016年には中国を超えるとの見通しを示した。ゴールドマンは、インドのマクロ経済指標が改善傾向にあることや、モディ政権が進める構造改革などが追い風となり、インドは新たな成長サイクルに入ったと指摘。経済成長は加速し、GDP成長率は15年に6.3%、16年に6.8%、18年には7%に伸びると予測している。一方、中国の成長率は15年に7%を記録した後、16年には6.7%に失速する見込み。この結果、同年にはインドの成長率が中国を上回り、新興国市場で最も成長が早い国になるとの見解を示している。ただ、現在進められている改革の実行に遅れが生じれば、成長も伸び悩むとの懸念も指摘している。NNAが報じた。