保健相が東ジャワ州各地の10代の早婚急増を懸念

保健相が東ジャワ州各地の10代の早婚急増を懸念
 地元紙によると、ナフシア・ムボイ保健相は4月9日、とりわけ東ジャワ州で急増している10代の若者の早婚による出産が、妊婦の死亡につながるリスクが大きいとの懸念を表明した。身体の未発達な年齢での出産による、母体への負担が大きすぎるためだ。東ジャワ州マランではここ2年間に早婚が30%増加。同クディリ県宗教局によると、10代の若者による結婚申請が増加しており、申請者のうち最年少は14歳の女子中学生と16歳の男子高校生だという。
 国連人口基金(UNFPA)は2012年10月、20~24歳のインドネシア人女性のうち22%が18歳未満で結婚し、農村部で早婚の傾向はいまだに高いと報告している。インドネシアの国家家族計画・人口庁(BKKBN)によると、妊産婦死亡率は年平均17%と高く、1時間に2人の妊婦が死亡していることになるとしている。