日産の労使協議は妥結に至らず 工場再開は持ち越し
日産自動車の現地製造・販売法人、日産モーター・インドネシア(NMI)社の最低賃金をめぐる労働争議で、労使の代表は4月16日、プルワカルタ県警の立会いの下、協議したが、妥結に至らなかった。経営側はプルワカルタ県の自動車産業を対象とした最低賃金203万1800ルピアを提示したままで、労組側は当初の250万ルピアを引き下げたが、合意は得られなかったという。このため、8日からストライキが続いている工場も操業を再開していない。労組側では今後も協議を継続する方針。
2012年のプルワカルタ県の最低賃金は自動車産業で約124万4000ルピア。今年の同産業の最低賃金は約63%の上昇となった。