気象庁の積乱雲情報伝わらないまま出発 エアアジア機

気象庁の積乱雲情報伝わらないまま出発 エアアジア機

複数のメディアが気象庁の幹部の話として伝えたところによると、12月28日インドネシア沖で墜落したエアアジア機(乗客乗員162人)が出発前、同庁の気象情報報告書を受け取っていなかったことが1月2日、分かった。地元紙「テンポ」によると、エアアジア社の運行管理者が気象庁の事務所に、積乱雲の発生が明記されていた気象情報報告書を取りにきたのは28日午前7時で、同機と連絡が取れなくなった後。今回の事故は、当時現場付近に多数発生した積乱雲による悪天候が影響しているとみられているだけに、規則違反と重大な責任は免れないところだ。ただ、エアアジア機にも気象観測装置があり、同社側が別の手段で気象情報を入手していた可能性はあるという。