TPP11カ国が日本の交渉参加を正式承認 7月から参加へ
環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加11カ国は4月20日、東ジャワ州スラバヤで担当閣僚会議を開き、日本の交渉参加を歓迎する声明を発表した。日本の参加に支持を表明していなかったカナダもこの日、承認する考えを表明、日本の参加が正式に認められた。これにより、日本は7月の交渉に合流する見通しとなった。
米国では新たな国と通商交渉に入る90日前に議会に通知する決まりがあり、近く議会に日本の参加承認を通知する。議会手続きが順調に進めば、7月下旬にマレーシアで行われる閣僚会合から参加する見通し。今後11カ国は5、7、9月と3回の会合で議論を深め、10月にはアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせてTPP首脳会議を開催、年内の大筋合意を目指す。