インドネシアから留学生誘致 ジャカルタ、バンドンでフェア
4月19日、西ジャワ州バンドンのバンドン工科大(ITB)と、南ジャカルタのアトマジャヤ大学で20日、日本留学フェアが初めて開催された。この留学フェアには日本の専門学校3校、日本語学校8校、大学2校が参加した。バンドン工科大では約900人が来場。日本留学に関心を持つ高校生、大学生や親子連れが担当者の話しに熱心に耳を傾けていた。
今回のフェアは、外国人向けに日本文化や日本語学校情報を提供する情報誌「キュートジャポン」(東京都渋谷区)が実施したもので、同社は中国、韓国からの留学生が激減する中、インドネシアに着目、学生誘致を本格化させる意向。また今回参加した日本の学校は、これまでインドネシアで開かれた留学フェアに参加し、手ごたえを感じて本格的にインドネシアで学生誘致活動を始めたところも多いという。
日本語学校の東京ワールド外語学院は昨年のJASSO(日本学生支援機構)の留学セミナー以来、2回目。今後はジャカルタ近郊の高校を回り、誘致活動に力を注いでいく考えだ。アークアカデミーは、東京・代々木に学生寮「ムスリム・ハウス」を用意。ムスリムの生徒に配慮した施設を完備しており、インドネシアのムスリムの生徒誘致活動を積極的に進めるとしている。
2012年5月時点のインドネシア人留学生数は前年比114人増の2276人で、国別ランキングで7位となっている。