日本初のハラルファンドに地銀4行が新たに出資

日本初のハラルファンドに地銀4行が新たに出資

ベンチャー投資会社インスパイア(東京都港区)とマレーシア政府系投資機関「プルモダラン・ナショナル(PNB)」が結成した、イスラム法(シャリア)に沿って投資する「ハラルファンド」に大垣共立銀行など地銀4行が出資する。地場の食品メーカーなどがイスラム圏に輸出や進出する際の支援網を全国に広げるほか、イスラム圏からの対日投資を呼び込む。大垣共立銀行系の投資会社や東北銀行、みちのく銀行、十八銀行が出資する。出資額はいずれも5000万円~1億円程度を見込む。

同ファンドには2014年、すでに広島銀行や大分銀行、北都銀行、荘内銀行が出資しているほか、現在6行と交渉しており、今春には参画地銀が10行を超えるとみられる。同ファンドは地銀の取引先である非上場企業を対象に、マレーシア政府系機関と連携して、ハラル認証の取得を支援する。