ダイハツがカラワン県に初の試走コース付き研究開発拠点
ダイハツ工業の現地法人、アストラ・ダイハツ・モーター(ADM)は4月22日、西ジャワ州カラワン県スルヤチプタ工業団地の第2工場内に研究開発(R&D)拠点を稼働させたと発表した。全長1㌔㍍のテストコースを備える。インドネシアの自動車メーカーが試走コース付き研究開発施設を建設するのは初めてという。投資額は1200億ルピア(約12億円)。従業員は120人で、約150体制のマレーシアに続き、海外2カ所目のR&D拠点となる。
開所式にはブディオノ副大統領、ヒダヤット工業相、ジェロ・ワチック・エネルギー鉱物資源相、アフマッド・ヘリヤワン西ジャワ州知事らが出席した。
ダイハツのインドネシア第2工場は、敷地面積38万平方㍍、建屋面積2万8000平方㍍。土地代を除く投資額は2兆1000億ルピアで、年産能力は12万台となる。ジャカルタの第1工場と合わせた総生産能力は年間46万台の増強される。同国内におけるダイハツの一次取引先企業165社、二次取引先企業850社で、取引先の総従業員数は70万人以上に上っている。