中央ジャカルタの高架道路建設を凍結 ジョコウィ知事

中央ジャカルタの高架道路建設を凍結 ジョコウィ知事
 ジャカルタ特別州のジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)知事は4月23日、9割完了している中央ジャカルタ・タナアバン~東ジャカルタ・カンプン・ムラユの高架道路(総工費8000億ルピア)建設を凍結するとの考えを明らかにした。同工事はファウジ・ボウォ前知事が2012年中に完成させる予定だったが、今年度に繰り越されたため、新たな財政負担が生じているという。
 追加予算として13年予算から1015億ルピアを配分したが、使途に不審な点があり、会計検査院(BPK)と金融開発監査院(BPKP)に検査を要請。透明性を確保してから予算を拠出し、工事を再開する方針。ダフラン・イスカン国営企業担当国務相は、事業費をめぐる不正が発覚した場合、担当相として追及していくが、あと1カ月あれば完成するので、検査が終わり次第、早急に工事を再開させてほしい-としている。
 地上の二層式になる高架道路は10年に着工。建設地は都心でもとくに渋滞が深刻なカサブランカ通り、サトリオ通りを経て、スディルマン通りを横切りマス・マンシュル通りへ続く3.5㌔だ。