現代自動車がFCVを4割強値下げ トヨタに対抗?
韓国の現代自動車が2月2日、水素燃料電池車(FCV)「ツーソン」の販売価格を現行の1億5000万ウォン(約1600万円)から43%引き下げ8500万ウォン(約900万円)にすると発表した。ツーソンは2013年に販売開始されたが、価格が1億5000万ウォンと超高額で、これまで累計販売台数が200台余りにとどまっているという。
今回の大幅値下げは、2014年12月に販売開始されたトヨタ自動車のFCV「MIRAI(ミライ)」の売れ行きが好調なことを見据えて、対抗するのが狙いとみられている。ちなみに、トヨタの「ミライ」は基本価格723万6000円で、水素ステーションがまだ少なく、極めて限られているにもかかわらず想定以上に好調で、発売から約1カ月で受注台数が1500台に上り、同社では生産計画を上方修正、2016年に年2000台、17年に3000台に拡大するとしている。