中国のハローキティパーク ネットの口コミは散々
中国浙江省湖州市安吉県に2015年1月にオープンした世界最大のハローキティパークだが、ネット上の口コミは散々な評価だ。中国紙・新民報が報じた。アトラクションや施設もまだ建設中で、グランドオープンはまだ先なのだが、建設途上で、試験営業中のテーマパークの評判はすこぶる悪い。
日本のサンリオと米カリフォルニアのへテマ社が共同で設計したハローキティパークは、世界最大のキティパークとの前宣伝もあり、中国のキティちゃんファンはオープン前から熱い期待を寄せていた。試験営業中の現在は、入園料は正規料金の約半分。アトラクションの利用回数別に3種類のチケットがあるが、100元(約1900円から160元(約3000円)で、曜日によって料金設定が異なっている。Record China が報じた。
期待感が大きかった分、失望の度合いも大きかったか、実際に同パークを訪れた人たちの評価は散々なものだ。いくつか列挙すると、「アトラクションの半分以上が動いていない」「大人ならわずか10分でパーク内を全部回れる」「建設現場ばかりで、ペンキのにおいが園内に充満している」「面白そうなアトラクションが一つもない」「数少ないレストランは大混雑で、料理や飲み物はバカ高い」「入り口付近では偽物のサンリオグッズを売っている」「オフィシャルホテルの一番安い部屋が1泊900元(約1万7000円)で、香港ディズニーランドのホテルより高い」「シャトルバスが少なすぎて乗れない」といった具合だ。グランドオープン時には果たしてこれらの問題点や課題が克服、解消されるのだろうか。