来年から5月1日のメーデーが祝日に 大統領が表明
ユドヨノ大統領は4月29日、大統領官邸でムハイミン・イスカンダル労働移住相ら閣僚とともに労働組合連合の代表十数人と会談し、来年から5月1日のメーデーを国民の祝日にする方針を表明した。
大統領は会談で、労働者の権利に配慮する姿勢を示すと同時に、経済成長を妨げる行為は厳重に取り締まると強調。近年、企業の続発する経営陣軟禁や公共施設封鎖などの違法行為の取り締りを強化する方針を示し、要求を訴えるだけでなく、労働者としての義務遂行を呼び掛けた。
一方、労働組合総連合(KSPI)のサイド・イクバル会長は会談後、大統領は経済成長と並行して労働者の賃金と福祉を向上させると約束したと説明。組合が求めている社会保障制度構築や賃上げなどについて理解を得たと話した。