大雄会がミャンマーに初の日本人医師常駐診療所開設

大雄会がミャンマーに初の日本人医師常駐診療所開設

社会医療法人の大雄会(愛知県一宮市)はこのほど、ミャンマーの最大都市ヤンゴンに日本人医師が常駐する診療施設を年内に開設すると発表した。ミャンマーで診療所などを運営する現地企業レオ・ファミリーインターナショナルと合弁会社を設立。マヤンゴン郡区のビクトリア病院に併設されている在住外国人向けに医療行為を提供する「レオ・メディケア」内に診療施設を設置。在留日本人や日本人観光客らを診療する。

ヤンゴン第一医科大学名誉教授の伊藤哲医師と日本人看護師1人を常駐させ、内科や小児科を中心に診療する。ビクトリア病院と連携し、放射線治療なども行う。大雄会によると、ミャンマーでは初の日本人医師が常駐する医療機関になる。

ミャンマーでは在留邦人が急増。ヤンゴン日本人商工会議所(JCCY)の加盟企業数は2014年10月に200社を突破、11年の民政移管から4倍に増えている。日本が官民挙げて開発・支援しているヤンゴン近郊のティラワ経済特区(SEZ)への投資が活発化する中、駐在員をはじめとするミャンマー在留邦人は今後も引き続き、あるいはこれまで以上に増加する見通しだ。