インドネシア・ルピア6年3カ月ぶり安値 中銀容認
インドネシア・ルピアは3月2日、ドルに対し下落し、6年3カ月ぶりの安値を付けた。インドネシア中央銀行が輸出拡大に向け、ルピア安の容認を示唆した。現地の銀行の為替レートによれば、ルピアはジャカルタでの取引を0.3%安の1ドル=1万2968ルピアで終了。一時は1万3000ルピアと、2008年11月以来の安値となった。ただ、中央銀行はこうした状況を静観。マルトワルドヨ中央銀行総裁は2月27日、米経済の改善がドルを押し上げる中で、ルピアの一段安を見込んでいるとの認識を述べている。ブルームバーグなどが報じた。